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砂金探し その10

『畑だ!!』


『育てよう!!』


『掘って増やそう!!』


小型ドリル軍団、


ぶいぃぃぃん!!と空へ飛翔。


金色の綿毛を追いかけ始めました。


ショウタ絶叫。


「待てぇぇぇ!!」


しかし遅い。


ドリルたちは、


山のあちこちへ綿毛を植え始めます。


ブスッ!


ブスブスッ!!


白もふ、目きらきら。


『園芸!』


「違う!!」


すると。


植えられた綿毛が、


ぽわっ。


即発芽。


ショウタ停止。


「早くない?」


次の瞬間――


ドゴォォォン!!


山から、


巨大な金色キノコが生えました。


さらに。


別の場所から、


宝石サボテン。


金塊ひまわり。


ルビー竹林。


町の人々、大混乱。


『畑が成金趣味ぃぃ!!』


メカリン青ざめ。


「竜脈植物が増殖してる!?」


クロック即分析。


『種の成長速度が異常』


『山全体が“豊穣暴走状態”です』


ショウタ。


「単語は豊かそうなのに危険!!」


黄金龍も困惑しています。


『……元気すぎる』


そのとき。


金塊ひまわりが、


ぎゅるんっ。


ショウタ。


「ん?」


ひまわり、


顔みたいな部分が動きました。


そして。


めちゃくちゃ元気に叫びます。


『太陽ぉぉぉ!!』


全員停止。


ショウタ。


「植物が陽キャ!!」


さらに。


宝石サボテン。


『水ぅぅぅ!!』


巨大金キノコ。


『じめじめ最高!!』


白もふ大喜び。


『しゃべる!』


「楽しむな!」


町中、


しゃべる植物だらけ。


しかも。


全部テンション高い。


鉱夫たちも振り回されています。


『待て! うちの屋根から竹が!』


『サボテンが勝手に踊ってる!!』


『キノコが歌ってるぅぅ!!』


ショウタ。


「平和だけど騒がしい!!」


そのとき。


ピースケが、


空を見上げました。


金色の綿毛が、


まだ風に乗って飛んでいます。


「……このままだとぉ。」


「世界中きらきら畑になりますねぇ。」


静寂。


全員想像。


ショウタ。


「ちょっと見たい気持ちはある」


「あるんだ……」


しかし。


クロックが真顔。


『竜脈エネルギーの偏りが起きます』


『世界バランス崩壊の可能性』


ショウタ。


「やっぱダメか!」


その瞬間。


巨大金キノコが、


突然ふくらみ始めました。


ぷくぅぅぅ……。


メカリン。


「えっ」


黄金龍。


『あ』


ショウタ。


「“あ”じゃない!!」


ボンッ!!


巨大キノコ、


金色の胞子を大爆発。


きらぁぁぁぁ!!


胞子が町へ降り注ぎます。


すると――


鉱夫たちのヒゲが、


全部金色に変化。


静寂。


ガンテツのおじさん。


「……わしのヒゲ、まぶしくね?」


ショウタ、


笑いをこらえながら。


「だめだ……!」


さらに。


巨大猫の毛も金ぴか。


夜の龍の炎まで金色。


白もふなんか、


完全に歩く金塊。


『ぼく強そう!』


「成金モンスター!!」


サヨは吹き出しています。


でも。


ピースケだけは、


空から降る胞子を見ながら、


少し不思議そうでした。


「……あれぇ?」


ショウタ。


「今度は何?」


ピースケは、


遠くの山を指差します。


そこには、


金色の胞子が届いていない場所。


そして。


黒い煙。


クロックの表情が変わりました。


『……鉱山のさらに奥です』


『強い“枯渇反応”があります』


静寂。


黄金龍も目を細めます。


『……空っぽの山がいる』

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