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ペパ村

スポン長老の家にて一夜を明かした神とてん子は、スッポン山を下山する。



そして2個目の『天使の雫』の配布先を目指す事に。








神「5つの天使の雫の内、1つは配布したから、残りの配布先はあと4ヶ所か。ちなみに次の配布先はどの辺りにあるの?」



てん子「そうですね。地図によると、次の配布先で、このスッポンタウンから一番近い場所は『ペパ村』という所ですね」



神「か、変わった名前の村だな。ちなみにこの街から歩いていくと、どれくらいかかりそう?」



てん子「徒歩ですと、約30分ほどかかりそうです」




神「徒歩で30分か。やっぱり移動手段は歩きしかないのかぁ…」




てん子「はい…天使の雫の配布の際は『ワープ』等の使用は禁じられています」




神「そういえばトイレの聖域には、車や自転車とかないの?」



てん子「車と自転車?そ、それは美味しいのですか?」ジュル




神「いやいや食べ物じゃないぜ?俺達の世界ではどこにでもある乗り物なんだ」




てん子「の、乗り物だったのですか…私ったら何という恥ずかしい勘違いを…」カアァ




神「あはは!てん子さんは顔に似合わず食いしんぼだから無理もないさ」



てん子「あぅ…そういえばお腹空きましたね?」グゥ…



神「なぁてん子さん?」















神「30分前に飯食ったばかりだよね?」



てん子「そ、そうでしたっけ?」グゥ~



神「とりあえず飯はペパ村についたら食べようぜ?」



てん子「はい…」グゥ…



神「そういや俺達…いまお金持ってないよな?」



てん子「た…確かに…」



神「誰かさんが飯大量に食ったせいで…」ジトー



てん子「うぅ…」カアァ



神「ま、でもルイちゃんが沢山お弁当作ってくれたから、しばらくは大丈夫かな」



てん子「ですね…」ジュル



神「てん子さん?とりあえず飯は後だぜ?」




てん子「もちろん…わかっていますよ?」ジュル



神「てん子さんのヨダレが、待てないと物語っているのは気のせいか?」




てん子「キャッ…ごめんなさい!わ、私ったらはしたないですぅ…」ゴシゴシ











ペパ村を目指して歩くこと約30分…




神「お?村が見えてきたぞ」



てん子「はい!おそらくあそこがペパ村ですね」



神「ところで今回の天使の雫はどんな人に配布するの?」



てん子「そうですね、村の中心部に住む、商人の『ミカ』という方です」




神「商人かぁ。天使の雫を男共に売り付けようってのかな。けしからん。俺が買おう」ボソッ



てん子「神さま?何を買うのですか?」


神「な、なんでもない。こっちの話しさ」



てん子「?」






【ペパ村】




神「ペパ村かぁ。ここはスッポンタウンに比べて物静かな感じがするな」



てん子「見た所、人一人居ないようですね」



神「だな…とりあえず人が居そうな村の中心に行ってみよう」



てん子「はい。あ…ちょっと待って下さい」



神「どうした?」










てん子「申し上げにくいのですが…トイレに行きたいのです…」モジモジ




神「…あ…俺もいきたい…」





神「俺とてん子さんの尿意は『共有』してるんだったな。だからトイレに行きたくなるタイミングがてん子さんと一緒なんだ」




てん子「はい…『神の悪戯』のせいで…な、なんだか恥ずかしいですね…」カアァ


神「故に、どんなに離れていても俺が用を足している時、てん子さんも同じタイミングで用を足してるコトになるな」



てん子「恥ずかしいですぅ…それより早く用を済ませましょう」







【公衆トイレ】




神「………」



てん子「………」










神「ここのトイレって『男女共用』なのか」



てん子「そ、そのようですね…」



神「しかも個室が『2つ』だけ…」



神「ま、とりあえず入るか…?」




てん子「そ、そうですね…あの神さま…?」


神「ん?」



てん子「の、覗いちゃ…ダメですよ?」カアァ



神「え?ああ、たぶん覗かないぜ?」



てん子「たぶんってなんですか!?絶対にダメなのですぅ!」カアァ






バタン…





神「………」









………





神「ふぅ…」









キラキラ…





神「(おぅふ?となりから音が…?て、てん子さんか…。ってか男女がとなりの個室で用を足すってヤバくね?」ドキドキ






ジャ~!ゴボゴボゴボ…



ガチャ…




神「ふぅ…」



ガチャ…



てん子「ふぅ…」



神「………」ジー



てん子「神さま?どうしたのですか?」



神「あ、いや…こんなに可愛いてん子さんでも、用を足すのかとふと思ってさ」キリッ




てん子「ま、真顔で変な事を言わないで下さいな!だ、誰だって用を足すではありませんか?」カアァ



神「確かに。ところでてん子さん?『俺専用の天使の雫』は用意してくれたかい?」




てん子「ななっ…何を言っているのですか!?用意などしていません!」カアァ




神「前にくれるって約束したじゃないか」キリッ




てん子「そ、そんな約束した覚えなど絶対にありません!もぅ!今は試練中なのですよ!?真面目にやって下さいな!」カアァ

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