お泊まり
ルイ「あ…でもねお兄ちゃん?」
神「え?」
ルイ「今は妹だけど、いつか神お兄ちゃんのお嫁さんになるもん」
神「ははっ…」
神「(あれ?そういえばこの言葉…昔どこかで…)」
『私ね…将来お兄ちゃんのお嫁さんになる』
神「あ…(千夏か)」
ルイ「お兄ちゃん?どうかしたの?」
神「あ、いやちょっと家の妹のコトを思い出してさ」
ルイ「妹さんのコト?そっか…妹さんいたんだ」
神「ああ、それともう一人すっごく恐ろしいお姉さんがいるんだぜ?」
ルイ「恐ろしいお姉さん…顔が凄く怖いとか?」
神「いや顔は可愛いけど性格がちょっとね…」
ルイ「お兄ちゃんのお姉さんと妹さんにも会ってみたいなぁ…」
神「まあ来週家にくれば多分会えるさ」
ルイ「うん♪なんか楽しみがいっぱい増えて嬉しい♪」
てん子「ふぅ…いいお湯でした…」
神「あ、てん子さん」
てん子「ルイ様、お風呂有り難うございました」
ルイ「どういたしまして♪じゃあ次は…あれ?お兄ちゃん?」
神「(おおぅ…お風呂上がりのてん子さん…色っぽいな…ぐふふ)」デレー
ルイ「む~…お兄ちゃん?鼻の下伸ばしてデレデレしてる…」
神「へ?そ、そんなコトないよ?」
ルイ「お兄ちゃん…てん子さんのコトいやらしい目で見てる」ジト
神「いやだってさ…てん子さんがあまりにも輝いてるからつい」
てん子「まあ…そ、それは大げさですよ?」カアァ
ルイ「む~…私だって輝いてるもん…じゃあお兄ちゃん?一緒にお風呂入ろ?」
神「え?」
てん子「え?」
神「ははは…一緒にお風呂はマズいよ」
ルイ「イヤ!お兄ちゃんと一緒に入るもん!」
神「困ったな~…じゃあ俺の背中を流してくれないか?」
ルイ「お背中?」
神「ほら、あれだ!一緒に入るより、ルイちゃんには背中を流してもらった方が俺は嬉しいな」
ルイ「ん~…じゃあ今回はお背中流すだけだね…でも次は一緒に入ろ?」
神「わかった…(おぅ…なんともったいない!美少女と一緒にお風呂に入るチャンスが…でも流石にマズいもんな)」
【お風呂場】
ゴシゴシ~♪
神「おっ♪ルイちゃん背中流すの上手だな」
ルイ「えへへ♪でしょ?私いつもおじいちゃんのお背中流してるもん。たまにおじいちゃんも私のお背中流してくれるんだよ?」
神「え?ルイちゃんまさか長老様とお風呂一緒に入ってるの?」
ルイ「うん」
神「えっと…ちなみにルイちゃんって年はいくつ?」
ルイ「13才だよ?」
神「じゅ…13って…ルイちゃん?その年になって、おじいちゃんと一緒にお風呂に入るのは、抵抗ないの?」
ルイ「うん♪だって昔から入ってたから」
神「なんと(道理で俺と一緒に入る事にも抵抗がなかった訳だ…)」
神「(しかし長老様はこんな美少女と一緒にお風呂に…なんとけしからん…いや羨ましい!)」
神「(そういえば妹の千夏とは小3の時までは一緒に入ってたっけな。そして巫女姉とも一緒に入ってたな…千夏よりもずっと長く確か……)」
ルイ「お兄ちゃん?ボーッとしてどうしたの?」
神「ん?あ、いやなんでもないよ?」
15分後…
神「ふぅ…さっぱりしたぁ…」
ルイ「またお背中流してあげるね?」
神「おう。また頼むぜ?」
てん子「あ、神さま?」
神「どうしたのてん子さん?」
てん子「いま地図を見ていたのですが、次の天使の雫の配布先は『ペパ村』という場所にあるそうです」
神「ペパ村?」
てん子「はい。このスッポンタウンから一番近い村です」
神「じゃあ明日下山して、さっそくその村に向かおう」
てん子「はい」
ルイ「そっか…お兄ちゃん達は明日下山しちゃうんだよね。なんだか寂しい…」
神「ルイちゃん…でも来週また会えるさ」
ルイ「うん…」
スポン長老「ほっほっ…お布団の準備が出来ましたぞ?今日は早く寝て、朝一番にこの山を下りるとよい」
てん子「はいっ!」
ルイ「ねぇ…?お兄ちゃん?」
神「ん?」
ルイ「…私と一緒に寝てほしいの…」
神「え?い、一緒に!?」
ルイ「…お願い…」
神「わ、わかったよ…」
てん子「………」
【ルイの部屋】
神「じゃあルイちゃん?俺は床で寝るからさ…」
ルイ「いやっ!…私と一緒のお布団で寝て?」
神「え?それは…ちょっと…」
ルイ「…私と一緒は…イヤ?」ジワァ
神「(おぅ…ルイちゃんの涙目ヤバい!可愛いすぎる…)」
神「わ、わかったよ…い、一緒に寝よう」
ルイ「うん♪」
神「(なんだか変なコトになったな…)」ドキドキ
ルイ「ん…お兄ちゃんと一緒に入るお布団暖かい…」
神「はは、そういえば昔、妹もそんなコト言ってたな」
ルイ「そっか…いまも妹さんとは一緒に寝てるの?」
神「いやいや、流石にいまは一緒には寝ないよ?妹が8才くらいの時までは一緒に寝てたけどね」
神「今はもう…」
ルイ「…すぅ…すぅ…」
神「ル、ルイちゃん…寝るの早いなぁ」
ルイ「…すぅ…すぅ…」
神「ルイちゃん…なんとなく千夏に似てるかもな。一度千夏と会わせてみたいもんだ…」
神「でも巫女姉には会わせたくないかも…電気鞭とか持ってるし」
神「………」
神「さて、明日は朝早くから下山しなきゃいけないから、もう寝るかな」
ルイ「…お父…さん…お母…さん…」
神「ルイちゃん?(寝言か?)」
ルイ「…お父さん…お母さん…」グス
ルイ「…会いたいよぉ…」グス
神「………」
ルイ「…寂しいよぉ…私…いい子になるから…だから…帰ってきてよぉ…」グス
神「ルイちゃん…」
ナデナデ…
ルイ「…すぅ…すぅ…」
神「ルイちゃん…物心つく前から両親が亡くなって…ずっと寂しかったんだろうな…」
神「………」
神「…俺も寝よう…」




