『胃の中の蛙、魔王と契約結婚をする』~ほのぼの世界に転生したはずのわたしは、絶望的な容姿になってしましたが、推しのおかげでどうやら幸せになれそうです
何の指定もなく、単に「異世界恋愛のお話作って」とだけ言うと、AIがこんな冒頭のようなお話を作りました。続きが気になって仕方がなかったのと、6月になったので、ちょうど季節的?と思い投稿することにしました。
『〜〜 ○o。 彡 ○o。 〜〜〜〜』の仕切り線の前後でAIから私へとバトンが代わります。
※(後半の展開上修正が必要になったので、この箇所だけ変更しました。「違う。お前が勝手に落ちてきたんだ。 人間、……どうして胃の中に入ってくる?」→「違う。お前が勝手に落ちてきたんだ。 ……どうして胃の中に入ってくる?」)
一応、最初が異世界恋愛のお話だったので、AIさんを尊重し、タイトルはAIさんがいつもなろう向けって出してくれるそちらに私が寄せてみましたが、アドバイスはもらってません。異世界恋愛ではなく、童話のつもりです。
目が覚めたら、暗かった。
そして、ぬるかった。
「……ここどこ?」
「おい、動くな。胃が痛い」
低い声が響いた。
え、胃?
胃って、あの胃?
「ちょっと待って! 私、食べられてるの!?」
「違う。お前が勝手に落ちてきたんだ。
……どうして胃の中に入ってくる?」
「知らないよ!!」
暗闇の中で、巨大な魔王のため息が響いた。
「仕方ない。出してやる。
……ただし、契約してもらう」
「胃から出るのに契約必要なの!?」
「当然だ。胃袋に入った者は、我が伴侶になる決まりだ」
「そんな決まり聞いたことない!!」
魔王は静かに言った。
「今、決めた」
〜〜 ○o。 彡 ○o。 〜〜〜〜 ○o。 彡 ○o。 〜〜〜〜 ○o。 彡 ○o。 〜〜〜〜 ○o。 彡 ○o。 〜〜〜〜 ○o。 彡 ○o。 〜〜〜〜 ○o。 彡 ○o。 〜〜
そう言い放った魔王――いえ、ピョコタンは自分が吐き出した女の子を前に、実は焦っていました。
真っ白なお肌に大きく潤んだ瞳。
どうしてこんなに可愛い女の子を好物の虫と間違えて食べてしまったのか……。
確かにお腹は減っていました。
最近の雨はとても嬉しいものでしたが、虫との遭遇がグッと減っていたのです。そこに現れたのが小さくうずくまる、白い塊。弱っているのか、息をしているだけでまったく動きません。
いいもの見っけ。きっとあれは翅を濡らして飛べなくなった蛾に違いない!
ピョコタンは自慢の舌を伸ばしてくるりとそれをひとのみにしてしまったのです。
一飲みして胃の中の違和感に気づきました。
そして、あんなことを慌てて言ってしまったのです。
自分は魔王で、契約をすれば出してやると。
でも嘘ではありません。
ピョコタンはこの辺りで一番大きなカエルでしたし、虫たちからは、魔王が来たーと恐れられることが多かったのです。
そして、そんな魔王がまさか間違えて、可愛い女の子を食べてしまうだなんて、魔王の沽券に関わることでした。
さらに、その間違いを知っているのは、この目の前に吐き出された女の子しかいません。
だからどうしても秘密にしたかったピョコタンは慌てて言ってしまったのでした。
伴侶になる決まりだと。
「そんな決まりあり得ない!」
だって、そもそも、そんな決まりなんてないのです。だけど、約束は約束です。ピョコタンも退くに退けません。
しばらくすると、吐き出されてからも抗議をやめない女の子からお腹の音が聞こえてきました。彼女もお腹が減っているのでしょう。雨間に食料確保ができなかった口かもです。ほんとうは、喜んで食べ物の在処を教えて、食べてしまったことを許してもらいたいピョコタンでしたが、今は魔王です。
だからピョコタンは仕方なく、魔王を続けます。
「驚くのも無理はない。我は魔王だからな。して、おぬし名前は? 腹が減っているようだが」
「名前は……ユキノ……。お腹は減ってるけど、先にこのベタベタを何とかしたい」
そこでピョコタンは、いつもの住処である自慢の池に彼女を連れて行きました。
その池にはたくさんの丸い葉っぱがあって、アメンボがたくさんいて、メダカやタガメ、ライバルであり強敵のザリガニが住んでいる、とっても素敵な池なのです。
「ユキノ、すごいだろう」
だから、池を覗いたまま、動かなくなってしまったユキノを見て、ピョコタンは自慢しました。
それなのに、信じられない言葉がユキノの口から発せられたのです。
「魔王……私、……ねぇ、これ、私なの?……いやだ、カエルなんて」
※
あの衝撃の言葉から一日が経っていました。
ピョコタンは、ずっと泣いているユキノのそばに寄り添って、どうするべきなのか悩んでいました。
ユキノは、カエルの自分が嫌なのだそうです。ピョコタンには分かりません。
あんなに綺麗なカエルなのに。
確かに、ピョコタンの三分の一以下の大きさは嫌なのかもしれませんが、小さくてとても可愛いカエルです。それをピョコタンが言っても、通じません。
お腹が減っているだろうユキノに、ふくふくの虫を持って行きますが、食べません。
ユキノはこう言います。
「虫なんて、食べたことないし、食べたくない!」
カエルなのに、いったい今まで何を食べてきたというのでしょう。やっぱりピョコタンには分かりません。そして、夜になるとユキノはまたおかしなことを言い出しました。
「ねぇ、魔王、私を食べてちょうだい。こんな姿じゃ生きていけない」
やっぱりピョコタンにはよく分からなくて、だけど、少し腹が立ってしまいました。
「こんな姿ってどういう意味だよ。それに……」
ピョコタンは自分がこんな姿だなんて思ったことはありません。だけど……。嘘をついていたのは確かでした。だから、言葉に詰まってしまったのです。ユキノはもうピョコタンを見ていません。
ピョコタンは意を決して言いました。
「それに……ぼく、魔王じゃないから、お友だちのカエルなんて食べたくないよ……本当の名前は、ピョコタンっていうの……ごめんなさい、嘘ついて。だから、伴侶にもならなくて良いから、だから、カエルが嫌だなんて言わないで」
ピョコタンはしっかり頭を下げました。そして、聞こえたユキノの言葉は、意外なものでした。「ピョコタン?」という疑問の言葉。
「あなた、ピョコタンなの?」
※
その後ユキノから聞かされたお話はピョコタンには全然分からないものでした。
なんでも、ピョコタンというのは、ユキノがずっとハマってやっていた「育成RPG『カエル』~みんないけのなか」というものの中で育てていたカエルのキャラクターらしいのです。
だけど、ユキノが元気に話を始めたので、ピョコタンも元気になったことは確かです。
ユキノはピョコタンがオタマジャクシの頃からのエピソードもなぜか知っていましたし、池の中で一番泳ぎが得意なことも、池の外に出られるようになった時(なぜか”レベルアップ”と”進化”という言葉でしたが)からは、誰よりも狩りが上手だったことも、知っていました。
だから、きっと、ユキノは嘘をついていない。ピョコタンは、そう思いました。
「じゃあ、ユキノに森をもっと案内してあげる。もしかしたら知ってるかもだけど、虫以外にもえっと……着いてきて」
ピョコタンはユキノを連れて夜の月明かりの森の中へをぴょこんと繰り出しました。
ピョコタンが連れてきた場所は、森の端っこのグミ林。赤い柔らかそうな実がたくさんなる場所です。
「あれなら食べられるんじゃない?」
「わぁ、グーミンの実がいっぱい! うん、あれなら食べられる!」
次に連れてきた場所は、やっぱり赤い実がたくさんなっている場所。
「あそこにもあるの」
「チャクランボンの実!」
ユキノはとても嬉しそうに森の中を跳ね始めました。そして、お腹が膨れて元気になったんだろうユキノは、にこにこしながら自分の白い姿を眺め始めました。
「ねぇ、もしかして、この姿って、ウタガエル? すっごく綺麗な声で歌うの。雨を呼ぶ聖なるカエルだったと思うんだけど」
「分かんないけど、きっとそうだよ」
ピョコタンも元気になったユキノを見て、嬉しそうに答えました。
※
キラキラと光る雨が降る日、森の中には「りりりりり」と鳴き声を響かせる、白いカエルが存在します。このカエルが鳴く雨の日は、池の上に虹がかかると言われているのです。
だから、とってもレアキャラ。
そして、今日もその声が森の中に響いています。
「りりりりり」
その横には三回りくらい大きな緑色の魔王ガエルがにいることが多いのです。
その二匹に出会うことができるのは、一度すべてのシナリオを終えた後、もう一度スタートを押して、使うキャラを選択し、名前を決めた後すぐリセットを押すという、半バグシナリオ……というのは、ここだけの秘密です。
ほら、今日も池の上に虹がかかっていますよ。
https://32582.mitemin.net/i1167270/
冒頭だけAI
というタイトルなので、AIに関心のある方が読んでくださっているのだろうと思い、編集後記として今回のガイドラインでの疑問やわたしの理解などを書いています。
物語としてはここで終わっていますので、ご興味がありましたら次のページへお越しください。




