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第十話

「どうすれば配信者としてやっていけるのでしょうか?」


 香月さんに僕は聞いた。


 配信者として成功したかった。


 スパチャは収入として魅力的だったし、視聴者が増えるほど僕のスキルで強くなれるからだ。


「うーん色々と要素はあるけど、君は大丈夫よ。今はしっかりと始めることなんじゃないかな」


 香月さんは苦笑しながら僕に説明してくれた。


 それによると、どうやら始めたての最初の 100 人のフォロワーを得るのが一番難しいそうなのだ。


 僕にはすでに数百人のフォロワーがいる。それだけで十分スタートラインに立てている。


 香月さんによれば、それだけですでに十分恵まれているそうなのだ。


「けど、それじゃまだスタートラインに立てただけです」


 僕はゆっくりと首を振りながら言った。


 妹の治療費を稼ぐためには、もっと沢山のお金が必要だった。


 それこそ、今日のスパチャを何百回も積み重ねるくらいの額が。


「でも、そこからなのよ。あとは君の頑張り次第。それこそ、視聴者を楽しませる企画を考えることとか、サムネのコツとか、毎日投稿とか、色々コツはあるけど、まずはちゃんと覚悟を持って始めることが必要ね」


 香月さんは僕のことを見ながら優しくそう言った。


 僕の頑張り次第。


 その言葉が、なんだか重たかった。


 ---


 里奈の治療費には数億かかる。そう言われていた。


 外国の最先端医療を受けて、やっと治療できるか否か。


 そう聞いた時は、絶望した。


 けど、今は違う。


 稼げるだけの未来がある。掴むか掴めないかは自分次第だ。


 決めた。


 まずは登録者1万人、その先に100万人。


 これが目標だ。


 ここまでいけば、きっと治療費も稼げる。


 だから、やってみよう。


 まずは視聴者を楽しませられる企画を考えるところからやってみよう。


 僕はそう決意した。

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