日米平和友好条約締結
ハワイ日米首脳会談は成功裏に終わり、ハワイ宣言が出された。それは、日米はハワイを日米和平の証とし、人類の平和の礎とみなす。そしてハワイ王国を非武装中立国として米国から独立させ、ハワイという地上の楽園を世界中に広めることが日米相互の平和の誓いとなるという内容だった。
天皇陛下は米国大統領ハリー・S・トルーマンとの会談を終え帰国された。帰国前に天皇陛下は、天皇特別機の内部を米国大統領たちに披露してくれた。内部は豪華さを避けつつ、簡素で落ち着いた色彩に統一され、その中には茶室等もあり、米国大統領一家のために、天皇陛下自らがお茶をお点てになり、美味しい和菓子と共に抹茶を振る舞ってくれた。大統領もエリザベス夫人もマーガレットもこれには感激した。女性陣は、お茶よりも精巧に出来た和菓子に夢中であった。特に柿の実に似せた和菓子にマーガレットは感激し、米国内に和菓子店を開きたいとエリザベス夫人と大統領に直談判したらしい。
結局、ハワイ日米首脳会談は成功裏に終わり、ハワイ宣言が出された。それは、日米はハワイを日米和平の証とし、人類の平和の礎とする。そのためハワイ王国を非武装中立国として独立させ、ハワイという地上の楽園を世界中に広めることが日米相互の平和の誓いとなるという内容だった。




