幼い日の思い出(李、2005/8/27)
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○あらすじ
主人公の女の子は明るい人気者。そんな主人公の好きな人が事故にあって、一時的に記憶を無くしてしまう。しかも、彼が忘れているのは主人公の子だけ。そんな時、主人公は不幸な事件に巻き込まれて…。記憶は戻るのか?二人の思いは通じるのか?
○登場人物
冬月真央……主人公。
旭岡誉……真央が心を寄せる相手。記憶喪失してしまう。
中内佳絵……真央の親友。恋愛関係をめぐって真央とはギスギスしていく。
森脇小太郎……誉の恋敵。距離を取ろうとする。
浅葱澪……ある財閥の令嬢。小太郎に執心している。
○感想
あらすじで書かれてることは大部後に起こる。少女漫画的なノリだ。三角関係とでもいうべきものなんだろうか。相関図も複雑だし、簡単に読み進められる話ではない。取り合えず小太郎がだんだんかわいそうになってくるのは分かる。ただ澪の存在があんまりストーリーで必要とされてないのが気になってならない。本当はもっとしゃしゃり出てくる予定だったんだろうか。記憶喪失というのがこの話の中中心にやってくるんだけど、そこまでの男や女の内輪もめがなかなかどろどろしてて、多分ここが僕みたいに色恋に薄い僕にとってちょっと難しい。若干第三者的な、利緒くんの存在が中和してくれるだけだ。
サブキャラの方はいい人ばかりだけどな。やはりサブキャラの方がうまくそもそもなんだよ、誉が真央だけの記憶を失って他の人間とは普通に付き合えるってなんだよ、普通にみんなの記憶なくなってちゃだめだろうね。
でもそれだと尺的に引き延ばさなくちゃいけないだろうからね。さすがにそれを書ききることはできなかったのか、作者の力量的にしてもそれが垣間見える。
スポーツの何ともない描写が示唆的だね。キャンプファイヤーといい、ダンスといい、彼らは行動派なんだなってことだ。それもやはり視覚に訴えようとする試みなのだろう。
最後の展開は性急だったかなあ。いきなり新しい設定が次々と出てくるし、別に強盗なんて登場させて映画っぽくする必要はなかったよね……。




