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逃げすぎた魔法使い  作者: ぱんどーる


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出産した。


ぺぺは落ち着かず、ドアの向こうで何か話してる声がうるさい。ギャッツも来ていて、なだめてる雰囲気は伝わってきた。


こちらは初めて味わう痛みにびっくり。産む時より、陣痛の方が痛かった。早く出たいとお腹の中は言ってる感じと、早く出したいと思ってる私の思いが重なり、産婆さんが来てから、あっという間に赤ちゃんが出てきた。


「ふうー」


やり遂げることができて良かったと思ってると、


「ほら、頑張って。もう1人いるよ!」

「!」


驚いたら、その勢いでもう1人出てきた。


「はは、初産なのに簡単だったねぇ」


「・・・あと1人いたり?」


「ふは、2人だよ。 男の子と女の子だ、お疲れさん、おめでとう」


「ありがとう」


オギャーオギャーと声がする方へ目を向けると、ホントに小さい。 でも可愛い。


産婆さんが色々片づけ終わってから、待っている2人を呼ぶ。




「エミリア・・・良く頑張った!」


涙ぐみながら、抱きしめてくれるぺぺ


「ん、双子だった。 抱いて私に見せて」


産婆さんに抱き方を教わり、女の子をぺぺが、男の子をギャッツが抱いて近くに来た。


ぺぺとギャッツは、鼻水と涙が出てる。


「はは、赤ちゃんより2人の方が泣いてる」


2人の赤ちゃんの頭をなでる。 自分は子供も愛せるか心配だったが、愛おしさが溢れる。 きっと大丈夫、ぺぺと協力して頑張っていこう。


「可愛いね」

「ああ」

「ああ」


「名前は2人で考えて」

「俺もか?」


ギャッツが不思議そうに言う


「この子達のお爺ちゃんになって」

「ぐふ・・・泣かせるな」

「涙もったいない、保存しないと」

「・・・」


ぺぺを睨むギャッツ。

「ちゃんと躾けろと言っただろ?」

「はは、ギャッツにだけだ。 孫を可愛がってくれ」

「まったく・・・」


その後は2人の赤ちゃんが大合唱をして、ぺぺとギャッツはあたふたしながらあやしていた。



ぺぺとギャッツが散々悩み決めた名前は、


男の子は、アルウィン

女の子は、レティシア


ギャッツが言うには、2人とも魔力を持っているそうだ。


「エミリアは教えるのが下手だから、基本は俺がちゃんと教える」


「ん」

「頼むよ、ギャッツじいちゃん」


「お前がじいちゃん言うな」

「あはは」


2人とも私のピンクブロンドの髪色に、ぺぺの紫色の瞳。

私とぺぺの色を半分ずつ受け継いでくれた我が子は本当に可愛い。

ぺぺもギャッツもメロメロだ。


しばらく3人でてんやわんやしながら、子育てに奮闘した。



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