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ギルドで依頼をこなしながら、エミリア、アルウィン、レティシアの世話をする。
1番手がかかり、甘えてくるのはエミリア。
それが苦でも、イヤな感情になることもなく、ただただ嬉しくて、可愛い。
子供達は2歳になった。
2人はピンクブロンドの髪に紫の瞳で顔もそっくりだ。男か女かの違いだけで、まだ幼い子供達は見分けがつかないくらいだ。
顔のつくりはエミリアの方に似ている。だから余計に可愛いのかもな。
エミリアは自分の幼少期の境遇から、子育てに不安を感じていたが、子供達と一緒に駆け回り、一緒に絵本を読み、一緒に風呂に入ったりと、なかなかに奮闘している。
子供達と同じように泥だらけになり、俺が読み聞かせをしている時、子供達がウトウトし始めると、エミリアもウトウトし、風呂上がりは順番に子供達をタオルで拭いてると、その後ろに並んでいる時がある・・・。
世の中に問うと有り得ない!と返事が来るのが分かっている。でも、そんなエミリアも愛おしくてしかたないのだ。全部俺にやらせてくれ。
今日は、家族でピクニックに来た。もちろんギャッツも一緒だ。
子供達はギャッツが持ってきたドーナツを早く食べたくて、ギャッツにまとわりついてる
「「 じいちゃん、ドーナツ! 」」
「がははっ、ちゃんと昼飯を食べてからだ」
ドーナツの入ったかごを、手を上げ、子供達に取られないようにしてる。 子供達は手を伸ばし、ぴょんぴょん跳ねて、どうにか取ろうとしてる。
すっかり懐いてるし、ギャッツも可愛がってくれている。
自分の事は相変わらず、俺任せのエミリアだが、子供達の為には、割とてきぱき動く。
シートを敷き、お弁当を並べて、飲み物を用意する。
「アル、レティ、用意ができたから食べるよ」
その声に子供達は振り返り、こちらに駆けてくる。
「手を拭きましょ」
腕を伸ばす子供達の手をとり、1人ずつ拭く。
「「 ママ、食べていい? 」」
「どうぞ」
「「 いただきまーす 」」
「最初は不安だったが、エミリアもちゃんと母親になったな。がははっ」
「そうだな。 俺も驚いた」
「む」
「来年辺りから、魔法の基礎を教え始めていいか?」
「早くないか?」
「エミリアと同じくらいの魔力がありそうだ。 放出させないと体に良くないぞ」
「そうなのか」
「ん、お願い。ギャッツ」
2人がそう言うならそうなのだろ。 俺は剣を教えてやろう!
デザートのドーナツも食べ、横になってるギャッツの腹を枕に、子供達もウトウトしている。
「はは、幸せだな」
後ろからエミリアを抱きしめる。
「ん、幸せ」
確かにこの時は、幸せの絶頂にいた・・・
「「 !? 」」
妙な気配を感じたと思ったら、俺達の前にいた。
「エミリア!」
抱きしめていたはずのエミリアが腕からいなくなる
「ぺぺ!!」
手を伸ばしてくるエミリアに俺も手を伸ばすが届かない。
「やっと見つけたよ、我の番エミリア」
エミリアを抱え、そのまま高く飛びスゴいスピードで飛行する。
起きたギャッツが飛んで追いかけたが離れるばかりで追いつかない。
アルとレティが、泣き始めた。
2人を置いて追いかけるわけには行かず、2人を抱きしめ、エミリアが消えた方向を睨み続けた。




