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逃げすぎた魔法使い  作者: ぱんどーる


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「ぺぺ! 頭を下げろ!」


しゃがんだぺぺを確認して、魔法を放つ。

なんだか今日は、やたら魔獣に遭遇する。


オークやトロールはぺぺでも難なく倒せたが、グリフォンに苦戦している。


あ、そういえば身体強化をかけ忘れてたな。


「忘れてた。 身体強化かけたから頑張ってみて」


「おう、サンキュ」


ぺぺはかなり強くなった。 身体強化をかけていたと思えるほどだ。

私が後ろにいて安心するのかなんなのか、ぺぺはどんな魔物にも臆せず立ち向かって行く。 簡単な事ではないはずなのに。 体だけではなく、心も強いなと思う。


自分のランクが低かった頃はどうだっただろうか・・・。

絶対に魔物の近くには行かなかったな。とにかく遠距離から魔法を使っていた。師匠に魔法禁止と言われた時は泣いた。怖くて、こっそり魔法を使おうとしても師匠に封印されてて使えず、相手をよく見もせず、がむしゃらに剣を振り回していた気がする・・・。

あー、喰われると思った所でやっと師匠が助けてくれる。師匠は剣もそこそこ使える人だった。


「魔法が効かない相手がいたらどうするんだ? 剣も少しは使えるようになれ」


そう言われ、 剣の訓練も始まったんだった。

それなりに時間をかけ努力はしたが、今ぺぺが戦っているグリフォンに剣で立ち向かえるだろうか・・・。 たぶん怖くてムリだろうな。


だから、ぺぺ。 お前は何も出来なくなんてない。 立派な頼れる剣士だ。 周りと比べ、へこむ必要はない。

だいたいこんなコミュ症で、自分の事もロクにできない私の面倒みてるだけでスゴいんだぞ? 師匠やギャッツにはできないからな。



「やったぜ!」



考え事をしてたら、討伐したようだ。 本当に1人で良くやった。


「エミリア、核の他に何か必要か?」


「グリフォンは貴重だからな。 翼や、爪は欲しいな」


「了解」


てきぱきと処理をするぺぺ。


「ぺぺ、今日は連戦で疲れただろう? 体を休めよう」

「そうだな、さすがに疲れた」



安全そうな場所を探してテントを張り、結界も張る。 アイテムbagから食料を取り出し2人で食べた。


お腹いっぱいで眠くなるな・・・。ぺぺにもたれてウトウトする


「エミリア、眠い?」


頭をなでながら聞いてくるぺぺ


「ん・・・」


「なあ、エミリア。 俺10日以上もガマンしてる。 ツラい。 結界張ってあるしダメ?」


「・・・」


私だって寂しい。私から誘うのが恥ずかしくてできなかった。 ぺぺがその気ならと、自分とぺぺに浄化魔法をかける


「っ!」


スッキリしたぺぺは私が浄化魔法をかけた事に気付いたらしい。


がぶっと食べられてしまいそうなキスをしてくる

私もぺぺの首に手を回し、ぺぺに応える


「ふ、エミリアも俺と同じ気持ちだった?」

「ん」


「うれしい。 たぶん1回じゃおさまらないからよろしく」


言いたい事だけ言って、どんどん服を脱がしていく。

まあ、いいか。



結果・・・


とことん、しつこく、ねっとりとぺぺに愛され、魔物と戦うより疲れる事になった。


ぺぺ、タフすぎるだろ・・・

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