表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
レムリアの女王  作者: みすみ草
一章 記憶
6/6

四. ハタレマ

いつもありがとうございます。

アメリカ ワシントン某所。一体どれくらいの広さなのか見当もつかない広大な敷地に⟨Hold-mastery⟩という会社がある。


IT関連の事業を展開する会社で、支社は世界中にあり従業員も万単位を超える大企業。敷地は綺麗に整備されており、レンガの小径が続く両脇に芝生が敷き詰められ、一年を通じて花が絶えることなく咲き誇っている。その一角には丸く作られた石造りの大きな噴水が憩いの場所になっている。


ホワイト企業として有名であり、ボランティア、恵まれない子供達への慈善事業、孤児院の運営等の社会貢献もしており、表向きは人々に敬われる素晴らしい大企業であった。


しかしその正体は、人の心を操って堕落させ世界に君臨しようと画策する異質の存在”ハタレマ”だった。


ー社長室ー


「何!女王の魂が目覚めただと!!それは本当か!!」

背もたれがゆったりとした、最高品質の革の椅子に座って、日本から掛かってきた電話に動揺した声で話している男がいた。この会社の社長である。


⟨はい。昨夜星が動きました。おそらく間違いないかと。⟩

「むう・・!魂の受け皿になった者を探せ!探し出してその肉体を滅ぼせ!!」

⟨かしこまりました。⟩


電話を切った後、社長は机をダン!!と思い切り叩き、歯をギリリと噛みしめた。

「レイアめ!!目覚めさせてなるものか!!奴等のせいで過去我等がどのような目に遭わされたか。今思い出してもむかつくわ!!絶対に覚醒なぞさせん!シリウスとは出会わせん!!芽は小さいうちに摘まないとならん!!シャスティを呼べ!」

怒りの籠った声で秘書に命令した。


暫くするとコンコンとドアを叩く音がした。

「入れ」

入ってきたのは身長2メートルはあるだろう、非常にがっしりとした体系と蜥蜴の眼をした大男。

「お呼びですか。」

「レイアの魂が目覚めた。お前は今すぐ日本へ行き、魂の受け皿となった者を見つけ出せ。見つけたら肉体を滅ぼすのだ!いや待て。今のうちに見つかれば、こちらの手の内にすることが出来るな・・。見つけ次第、ここへ連れてくるのだ」

「御意。ではそのように準備いたします。」僅か3分ほどでシャスティと呼ばれた男は退室した。

「我等の邪魔をするものは徹底的に排除してやる!あと一歩でこの星は我等の手に堕ちるのだ。レムリアを復活などさせん。絶対に!!」


二万年前、レムリアを手に入れんとして反撃に遭い、壊滅寸前となった闇の勢力ハタレマ。今度は根こそぎ滅ぼしてやる・・と、邪悪に満ちた笑みを浮かべた。


***********************************


ハタレマ=外れ魔(ハタレマ)外れ(ハタレ)。外れた存在。魔神の類の事。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ