表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

保存

(今日こそ殺ってやる。

準備はかなり昔からしている。

これならきっとうまくやれば僕は捕まらない。

大丈夫。

もし捕まっても天涯孤独の身。

俺に家族はもういない。)


意を決した依玖いくは準備した凶器を持参すると玄関扉に手をかける。


その扉はいつもより重くノブすら回らないように感じる。


(ダメだ、こんな白昼堂々凶器を持って出て職質されたら?

今の俺には余裕がない。

いくら準備したって気持ちに余裕なんてできない。

絶対見透かされる。

殺る前に捕まるのだけは避けたい。

まだ時間は5時間以上ある。

少し落ち着こう。)


そこまで考え引き返そうとするが手がドアノブから離せない。


(バカか…!そうやって言い訳を並べてもう何日、何年経ってんだ。

今日だ。今日殺らないともうできない。

今出ないともう今日は出ない。

今日がベストなんだ。)


呪文のようにブツブツ唱える依玖はもう一度扉に向き直り重く鈍い扉を開けて外に出る。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ