極大魔法不意打ちフラグ破壊
ランズインダストリクスの施設を破壊すると、先ほどは防備を固めていなかったので鎧一つも存在しなかったが、鎧が国中から飛び出し始めた。
鎧の形は皇国や王国の者とは違い、かなり骨太となっており、変形して戦闘機のような形態となったりと技術力では一世代ほど先を行っているように見受けられる。
「小うるさく飛んで鬱陶しいことこの上ないな」
戦闘機形態で風魔法や土魔法を乱発して接近してきたので、極大魔法の『三千世界』を発動して全方位に光弾を射出して周りの奴らごとまとめて撃ち落とす。
「耐久力は光弾で堕ちる程度でそこまでか」
固ければ厄介だったが、軟ければ少し早いだけで他のゴミどもと対して変わらない。
どれだけのものが改造手術を受けて騎士としての適性を獲得したかは知らないが、物の数ではないだろう。
『マスター、魔力が連結状態にあることを確認しました。お気をつけ下さい』
魔力を連結という聞き慣れない言葉を聞いて、周りを見ると五体の鎧が同方向に手を翳して極大魔法を構成しているのが見えた。
魔法を複数人で構成することは、魔力の質や量が個人によって異なるため不可能だという設定はずだったが、目の前では真逆の事態が起きている。
風魔法を飛ばして鎧たちを真っ二つにすると、極大魔法が同時に完成したようで熱線が直線上に生じたので避ける。
「こいつらの作戦としては乱戦でてんやわんやになってるところを極大魔法で落とすというところか。デマキ、敵はまだ隠れているか?」
『いえ、稼働状態の鎧は周囲にはいません』
「騎士の補充待ちか。隠れているアホを見つけるのも面倒だ。降伏勧告しておくか」




