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胸糞展開で倒されるラスボスに転生してイライラするので、ストーリフラグ全部破壊することに決めた  作者: 竜頭蛇


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盗賊団アジト消滅


 ホーリー山に転移してからアジトの詳細の位置を盗賊から聞き出し,廃坑道の入り口から中に入る。

 格納庫だろうだだ広い空間で鎧を置いて,酒を飲みながらトランプをしている盗賊の姿が見えたので,そのまま風魔法で吹き飛ばして,全員昏倒させる。

 この弛みようから言って,アジトを襲撃されるとは思ってもみなかったようだ。


「あれはなんだ?」


『あれは錬金術師が人工精霊鎧を作る過程で作った試作精霊鎧製造機ーー『フェアリープラント』です。空気中のマナを使用することによりゼロコストで鎧を製造できますが,精霊鎧としての最低スペックを大きく下回る鎧しか製造できないため失敗作として廃棄された不良品です』


 格納庫の奥に鎧一つは入りそうなでかい棺桶のようなものがあり,不審に思うとデマキがそう答えた。

 試作精霊鎧製造機か。


「盗賊,今前線に出てきている貴様らの鎧はあれで生み出したものか?」


「そ,そうだよ」


 あのよく燃える不良品はこいつで生み出されたものらしい。

 ATM盗賊団については金が得られるという情報以外重要だと思っていなかったため,テキストは確認していなかったが,めちゃくちゃ鎧が多い裏付けとしてこんな設定を用意していたようだ。

 不良品として廃棄された挙句に後世で盗賊に悪用されているところに製作陣の性癖がチラチラ見えているところが若干イライラさせてくる。


「またあいつらの仕業か,ムカつくな。俺が想定した用途とは逆の用途で再利用してやろう。デマキ,こいつを領地に転移させろ」


「承知しました」


「盗賊,貴様は俺を宝物庫に案内しろ」


「勘弁してくれ! あんたに宝の5割は譲ってもいいからそこで今回のことは手打ちにしてくれ!」


「黙れ。ここは消滅させるのはすでに確定事項だ。5割も残す場所の余地もなければもとより盗品で貴様のものではない」


「ち,畜生!」


 宝物庫の元に案内して,盗品を回収し,極大魔法『国葬』でアジトを吹き飛ばすと,デマキの手の中で盗賊は「俺の人生が……」と呻き声を上げた。



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