王国奴隷商流入フラグ破壊
「王国で奴隷売買が禁止されて、逃げなきゃならねえから俺のアジトに匿ってくれだと? こっちは最近領主になったヴィランとかいうやつのせいで、商売上がったりなんだ。ちゃんとそれに見合う報酬は用意できるんだろうな」
『ああ、100万セイントお礼として払わせてもらう』
「王国金貨で100万か、羽振りがいいじゃねえか。こっちでは奴隷の売買は禁止されてるからな。グール子爵領への渡りをつけてやらんでもないぞ」
『渡りはいらない。そっちは撲滅じゃなくて禁止だろ。そっちでも一儲けさせてもらう』
『いい度胸だ。諸共豚箱行きにしてやろう』
ヴィラン辺境伯の恐ろしさをわかっていない奴隷商に盗賊の頭領が説明しようとすると、突如頭上から声が聞こえた。
「誰だ!?」
声をした方を向くと、禍々しい漆黒の鎧が聳え立っているのが見えた。
ーーー
盗賊の隠しアジトに転移して、子分どもを蹴散らして、頭領の元に進むと水晶を通じて通信しているのが見えた。
そのまま内容を聞いていると、俺の領地にアホの奴隷商を引き入れようとしているようだったので、諸共処分することに決めた。
「な、なんだてめえ!? どこから現れやがった?」
「狼狽えるな。死ね」
風魔法で吹き飛ばして、昏倒させると子分諸共豚箱に転移させる。
『マスター。水晶の逆探知完了しました』
「よくやった。王都のど真ん中に転移させておけ」
「承知しました」
まだ昼を回ってないことだし、戻ってから犯罪者の尋問を騎士たちに仕込みながら、他の関わりのある賊の居場所を吐かせるか。




