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Aunque estoy habitada por las cinco diosas, sigo luchando por una vida normal  作者: ジャクロの精霊


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王国からのメッセージ

王国からのメッセージ


その後数日間は、不気味なほど静まり返っていた。


リアナは午前中は宿屋の主人と訓練し、午後は宿屋で働き、時間があればアデルとアレクシアの庭を訪れた。


その日常は、ほとんど普段通りだった。


ほとんど、だが。


ある日の午後、アデルのラベンダーの植え替えを手伝っていると、一人の騎馬の男が村にやって来た。


彼はただの旅人ではなかった。


彼は金色の刺繍が施された黒いマントを羽織っていた。青地に金色のユリの花。


それは、リアナがローラのネックレスで見たのと同じ紋章だった。


騎馬の男は宿屋の前で馬から降り、「守護者リアナ」を求めた。


宿屋の主人が出迎えに出た。


「彼女に何か用ですか?」


使者は恭しく頭を下げた。



「エルドリア国王陛下と王妃陛下からのメッセージを携えて参りました。

リアナ様宛てです。

個人的なメッセージです。」


宿屋の主人は眉をひそめたが、頷いた。


「花屋におります。

お連れしましょう。」


数分後、リアナは宿屋に到着した。両手はまだ土埃で汚れていた。


使者は驚いた表情で彼女を見たが、深く頭を下げた。


「奥様…リアナ様。」


リアナは身を硬くした。


「奥様?」


使者は金色の蝋で封印された羊皮紙を取り出し、彼女に手渡した。


「ローラ王女殿下は、国王陛下と王妃陛下にすべてをご報告いたしました。

国王陛下と王妃陛下は、深い感謝の意を表され、

そして…いつでも宮殿にて謁見の機会を賜りたいと願っております。」


リアナは震える手で羊皮紙を受け取った。


そして、それを開いた。


中には、優雅な筆跡で書かれた手紙が入っていた。

「リアナ様、娘のローラから、あなたが彼女にしてくださったことを聞きました。


あなたは彼女の命を救っただけでなく、尊厳までも救ってくださいました。


父として、そして国王として、感謝の気持ちは言葉では言い尽くせません。エルドリア王宮へ、正式にご招待申し上げます。」


「臣下としてではなく、賓客としてお招きいたします。


金、土地、爵位など、必要なものはすべてお渡しいたします。ただ、あなたにお会いして、直接お礼を申し上げたいのです。永遠の感謝を込めて、

エルドリア国王アルドリック・フォン・エルドリアと王妃セラフィーヌ」

リアナは手紙を二度読んだ。


そして、ゆっくりと手紙を下ろした。


「…いえ、結構です」と彼女は呟いた。


「ただ、お役に立ちたかっただけなのです。」


使者は恭しく微笑んだ。


「ローラ殿下は、その件についてお返事するとおっしゃっていました。

それで、あなたにお伝えするようにと頼まれたのです。

『もし来たくないなら、来なくても構いません。


でも、もし安全な場所や助けが必要になったら…宮殿の門はいつでもあなたのために開いています。』」リアナは黙ったままだった。


戸口で一部始終を聞いていた宿屋の主人が近づいてきた。


彼は使者を見た。


「リアナは考えてみると王様に伝えてください。


そして今は…彼女はここで大丈夫です。」


使者は頭を下げた。


「承知いたしました。」彼女は立ち去った。


リアナは羊皮紙を見つめた。


アデルとアレクシアがすぐに駆け込んできた。


「どうしたの?」アデルは心配そうに尋ねた。


リアナは二人に手紙を見せた。


二人は黙ってそれを読んだ。


アレクシアは静かに口笛を吹いた。


「お姫様…そして今や王と女王。

あなたは急速に成長しているわね。」


アデルはリアナの手を取った。


「これからどうするつもりなの?」


リアナは森の方、宿屋の主人の墓の方を見た。


「わからない…ただ普通の生活が欲しかっただけなのに。

でも、それはどんどん遠ざかっていくばかり。」


宿屋の主人が彼女の後ろに歩み寄り、肩に手を置いた。


「普通の生活はもう選択肢にはない。

でも、これからどう生きるかは自分で選べる。」


リアナは目を閉じた。


「愛する人たちを守りたい。それだけ。」


女神たちが彼女の心の中で静かに語りかけた。


(フレイヤ)「ならば、彼らを守りなさい。」


(ヘラ)「制御しながら。」


(イシス)「バランスを保ちながら。」


(コアトリクエ)「力強く。」


(トヨタマ)「そして、流れに身を任せて。」


リアナは目を開けた。


彼女はかすかに微笑んだ。


「わかった…考えてみるわ。」

ここまで読んでいただきありがとうございます。

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 ジャクロの精霊さん、こんにちは。 「Aunque estoy habitada por las cinco diosas, sigo luchando por una vida normal 王国…
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