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5 青の名前
ストリートピアノも完結したので、このシリーズを書いてゆきます。
まだ、青がナギと出会う前の物語。
「母ちゃん、ゴンちゃんったら、俺の名前を絵の具の青だとからかいにくる」
青は、夕飯の肉じゃがをつつきながら、お母さんに言う。お母さんは、面白いことを言うなあとほほ笑んだが、青がふてくされているので、名前のことを話した。
「お父さんはね、海で働いていたでしょう。海が大好きで、男の子が生まれたら名前は青にするぞ!と引かなかった。母さんは、せめて漢字だけでも碧にしたら?って言ったけど、いや、やっぱり海の色は、青(この漢字)だって譲らなかったの。青の名前にはお父さんの想いが生きているのよ」
お母さんは遠くを見るような目で青に優しく言った。
「そうなんだ」
青はお父さんのそんな想いを聞くと、天国のお父さんがいつも側にいてくれているような気がした。青は、急に元気が出てきて、
「お代わり!」
と、お母さんに茶碗を差し出した。
お母さんは、元気になった青を見て、お父さんが大好きだった海の青のように大らかに育って欲しいと思った。
外では、遠くから潮騒の音が響いてきた。
AIなしで書きました。




