お掃除しましょ
「えっとキッチンと作業部屋の間の部屋は…トイレか‼︎…ここには箒無いな」
階段を上ると明が使わせてもらう部屋と同じ構造の部屋が一部屋あるだけだった。
「ここにも無いな。机にも本棚にも何もないな」
残るは階段下だ。
「よくよく考えたら掃除用具とか人に見せたくないものは隠すよね。…あった!!」
階段下は物置になっており、箒やチリトリの他に鉈など一通りの工具も入っていた。
「あと洋服もここにあるって書いてあったけど…これだ!!」
紙につつまれて男物の洋服が上下三枚ずつ、ツルツルとした大きな上着あった。
「ちょっと大きそうだけど…やわらかい生地だから折れば着れそうだね。ついでにこれも干そう。…良い生地だから日陰干しで公爵様許してね」
洋服を干してリビングから叩きをし始めると壁に【光】と書かれたボタンがあり、押すと何もない空間に光の球が現れた。
「おお~さすがファンタジーだ。これで少しは夜活動できる。あ!!暖炉の上に時計もあったんだ。20までの数字があるってことは20時間しかないのかな?今が9のところさしてる。この丸い穴の中に書かれている10は日にちかな?」
いろいろ考えながら箒で外に埃を追い出す。それだけでもともと手入れされていた為、すっきりする。
「なんだかんだでずいぶん時間が過ぎちゃったな。時計は11を示してるし太陽が真ん中からちょっと西に傾いちゃった」
残りの水を再び沸騰させ乾パンと一緒に昼食を済ませた。




