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ゴブリンキングの外憂  その6

『そういえば、ゴブリン軍やばいらしいね。』

『だね、ちょっとおされてる?』

『いや大分ダメらしいぞ。』

『でも、まぁモンスターだしねw』

『じゃ、いいんえじゃね。』


・・・・・・・・・

『あのさ。』

『なに?』

『空飛ぶ商店街でさ。』

『だからなによ?』

『うん。

空飛ぶ商店街でね。

俺遊びにいっててさ、朝早く起きたんだわ、そしたらさ・・・

コボリナって言うのかな。

小さな女の子がいてさ、箒で店の前掃除してたんよ。

その子さ。

毎朝掃除してるんだよ。

俺さ、ちょっと声かけたんだよ。』


『うんうん、お前がケモナーで、ロリコンだと言うことが分かったで、終了でいいか?』


『で?』


『おい!俺はスルーか?』


『ああ、掃除偉いね。って言ったんだ。そしたら「毎日だから問題ない。」て言うんだよ。その子さ無表情でさ、俺なんだか手持ちぶたさでさ、その子に飴あげたんだ・・・そして、頭をなでたんだ。その子さ・・・無表情なんだ・・・・でも・・・・俺さ人間だから嫌われてるんだと思ったんだよね・・・でもね別れ際で彼女見たらさ、物凄く尻尾振ってたんだよね・・・・』



『なにそれ?かわいい!今度紹介して!!』


・・・・・・・・・・・・


『あの子も戦場に行くのかな・・・・・』



ガタン!


席を立つ冒険者たち。


『おい!行くぞ!!』


『各自。最良と思う行動をとれ!』


『出来る範囲でやれることをするぞ!!』


『その子を護れ!!』


『おい!!言いだしっぺの奴!!その子のことちゃんと護ってやれよ!!』



各地にある冒険者ギルドでは冒険者が一斉に動き出した。




『ふ、オーク共め・・・今までの無礼。償わせてやろう。』ドワーフ達が軍靴を響かせ進軍するドワウォース帝国軍その王様の言葉。


『さ~ぁ!ゴブリンさんに任せるのは何だし、そろそろ私達も動きますよ~!』魔法王国ソーマの最強戦力。最強の魔法使いの家系の物の言葉だ。


『くはは!!オーク共を駆逐しろ!!フォモールの魂に誓え!!ライカンの誇りにかけて誓うのだ!!我が領土に入るオーク共を血祭りに上げるとな!!』とバロール。


その他。

各地で動き出した一律の動き。


それがどのようにこの世を動かすのか今は分からない。



わしは、モーの思いつきを聞いた。

ポーのアーカイブの機能を使えば何とかなりそうだ。


やるか。

やってみるか。

それで何とかなればそのほうがいい・・・


アーカイブで2つの呪文が入ったファイルを、わしの頭に入れる。

わしはそのファイルを順番に開くだけだそれでわしの口からは長大な呪文が唱えられるらしい。


それによって消費される魔力、精神力はわしの持っている分の赤い液体とポーションで賄う一回こっきりの作戦だ。


ほっておくと勝手に近くの港町のある方向に向かっていくコイツをぶっかき丸で最大の攻撃を与えても瞬間的に治ってしまっている。

なんちゅう回復力と貪欲さなんだろ?


でも、攻撃するとこちら攻撃し返してくるから・・・と言っても触手でわしに食ってかかる(文字通りにな)それをドラゴンオーラで防ぐだけだ。


さて、ポーション瓶ごとボリボリと食べつつ魔力と精神力ついでに生命力を回復させる。

おし。

一個目のファイルを脳内で展開する。


朗々と呪文が口からこぼれる・・・それにつれてゴソッと精神力と魔力が持っていかれる。

そしてしばらくして一つ目の呪文が完成する。

『焼け!!ゲヘナの炎よ!!』


白いデッカイ饅頭全体に黒くくすぶるように震える炎が一気に出現し焼く。

『ぎゃひー!!!!!!!!!!!!!!!』触手の豚顔から大量の悲鳴を聞くことになった。かなり騒々しいが叫ぶ端から焼かれ炭化していく。


本体のほうは焼かれているのに形はそのまま維持している。

だが、海面にはボトボトと巨大な炭化した残骸が落ちている。


『やっぱしぶといな。二つ目いくぞ!!』

二つ目のファイルを展開・・・

魔法が完成する。

これで、ポーション類も尽きた。


奴の下に巨大な穴が開く異次元への穴だ行く先は魔界につながっている。


『落ちろ!!奈落の底へ!!!アビス!!!』


モーの作戦はこうだった。

ゲヘナの炎で焼き、触手や脱出する能力を封じ奈落へ落とす。

たしかに奴は触手を焼かれもがいている様にも見えるが・・・奈落の底に吸い込まれるように巨大な炭化した残骸が落ちているが奴自体には変化がない。


だが、穴が開いたとたん吸い込まれるように落ちた白饅頭。


『うまくいったか?・・・』


わしは一人ガッツポーズをした。

うし!やった。

喰えなかったのは残念だが、あんなのそのまま放置できるもんじゃないしね。


しばらく穴の上にまでゲヘナの炎が吹き上げていたんだがちょっと落ち着いてきたな・・・

そろそろ穴を閉じるかと思った矢先に炎が消えた。


急いで穴を閉じようとしたときそれはおきた。

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