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ゴブリンキングの休憩  その18 まぁ外伝ですw

珍しく山エルフが遊びに来た。


『やぁ、久しぶりだね。倉庫を整理していたら面白いものを見つけたのでキミにあげようと思ってね。』


ん?なんだろう・・・・面白いモノって?


山エルフに見せられたそれは、腰に簡単につるせる程度の使い古された袋で何故かずっしり重い・・・

『何これ?』


『うむ、今何かと物入りだろうと思ってね。こういうものでも役に立つんじゃないかと思ったのさ。』


『だから~これって何?』


『ああ、失礼。少しもったいぶってしまったね。これは何を買おうとしても銅貨3枚分足りないお金が出る財布さ。』


『ほうほう。』う~む銅貨3枚か。


『どんなに高いものを買っても使える便利なアイテムだよ。オークキングと戦う準備とかでお金が必要だろ?どうかね?』


『うむ、ありがたくもらっておこう。』


翌日帰っていた。


翌日ドワウォース帝国の商人と武器の商談に空飛ぶ商店街に向かった。足元を見られてるのかよくわからないがものすごい高いのよこれが・・・確かにかなり品質もいいからこの値段も仕方ないんだってわかるんだけどね。


だがな、今日は強気なんだよ。

山エルフからもらった財布があるんだもん。

そして、わしの腰布の中には3枚の銅貨を別に持っている。


大盤振る舞いでものを買ってもこれで買えるわけだ。


商談が成立しお金を払うことになった・・・

袋を逆さにして振って流れるように出てくるお金それも多量にだ。そして流れが止まるまでしばしまって商人は金の確認を部下と共に始める。


そしてそれを待つことしばし・・・


『ん?銅貨3枚分足りませんな。』


待ってましたとわしは腰布に入れてあったわしの肌の熱の入った銅貨3枚を取り出し渡す・・・・


『ありがとうございます。』と商人は受け取り・・・・しばらくして


『おかしいですね~まだ、銅貨3枚分足りません。』


あれ?なんでだ?


『う~む、本来契約後の値引きはどうかと思いますがこれからもおひいきしていただけるものとして銅貨3枚おまけしますよ。』


そしてしばし・・・・


『おや?おかしい???契約した金額から銅貨6枚分足りません・・・』


渋い顔になった商人から


『この契約は私の面子もかかる話ですのであまり言いたくはありませんが不履行にさせて貰えませんか?』


いや待てとわしと一緒に来たゴブリンから銅貨6枚を借りて渡しても・・・・銅貨6枚分足りなくなった。


結局不信感をもたれてしまって・・・




・・・・・買えなかった・・・・


ぐは?



なんじゃこりゃ?


足りない分を持ってても、借りても。

値切っても、まけてくれても。


銅貨3枚分足りなくなる・・・・


その後いろいろ買ってみたがそのたびに足りなくなる銅貨3枚分が原因で買えない現象が起きる。


面倒だ。


わしは商人を呼び支払いのとき。

『金は払う。だが、何も言うな。ただ黙って受け取れ。』

と、銅貨3枚分足りない支払いで買い物を進めた。


商人たちも銅貨3枚ぐらいなら許せるほどの儲けが出ているので問題はないはずなんだが・・・・



まぁ、うまく買い物が進んでいくのでいいかと軽く考えていた。


何度か繰り返してるうちに・・・・


上忍コボルトから

『巷でゴブリンキング様はケチだ!と、噂が立っています。』なんていう報告が・・・



ぐは!


何だよ!!


全部あの財布のせいじゃんか。


別に国庫が苦しいわけではないし普通に取引しよう・・・ちょっと節約しようとしてこの財布に頼ったのがいけなかった・・・


あの財布を持ってメアリーとポーとダニーのもとに訪れたわしは・・・

『この財布いる奴にやる!』

と言ってどういう効果の魔法にアイテムかも説明する。



へ~っと反応するが受け取るものはいない。


せっかくあげようというのに、こいつらは~!!


怒り心頭のわし。


わしは宝物庫の扉を開け財布を放り投げた。




『ダニーさんは絶対貰うと思ったのに何で?』とメアリーその言葉にポーも頷いている。



『ん?だって、商人は信用が大事ですから。1枚の銅貨も誤魔化しちゃダメですよ~。』



『『なるほど』』




山の上、遠見の水晶でゴブリンキングの行動を見て笑っていた山エルフは

『いやいや、ちょっとからかい過ぎたかな?お人好しの彼にはきつ過ぎか。

お菓子か?いたずらか?か。

だいぶいたずらよりだがね。』と微笑んだ。

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