ゴブリンキングの鳴動 その18
オークキングとの戦い終わって2日目。
ワイバーンも食べ終わり、ひと段落ついた。
ポーとメアリー、ダニーの3人が状況把握の為に来た。
わしはハクの気闘法の師匠にその場にいたものみんなを集めて向き不向きを試す為の簡単な試しをしていた。
両手でも片手でも気をためるイメージで球状の塊を作る。
これが出来れば丸ければ丸いほど大きければ大きいほど向いているらしい。
ゆがんだ形でもコツさえ掴めばうまく使える者もいるらしい。
問題は全く集められない者だ。
さてはて
ゴブリンジェネラルは両手で抱えるほどの大きな気の塊を作って見せていた。
ビシュヌも片手に乗るほどのものを。
配下の鬼人も全員できていた。
ゴブリン達は出来るもの4割って感じ。
ノールも同じぐらい。
ヘルハウンドもだ。
牙狼族は8割がた。
一角牙狼族はほぼ全員できた。
赤髭はあんまりだった。
気をまとめようとするまではいくが途中で弾けちゃうのだ。
でも師匠によれば修練で何とかなるそうだ。
リザードマンキングは気をまとめて指先で操って見せた・・・向いてるのね~
んでね、わし
わしはね。
出来てません。
困った。
うーん。
ゴブリンジェネラルが向いているのに、なぜわしが?
ハクと師匠が遠くで何か話しているので・・・わしの素養のなさに困ってるんだろうなぁ~。
『ハクよ。あれをどう見る。』
『いや、流石。ゴブリンキング殿かと。』
『化け物か?いやそのままだが・・・』
『んふふ、師匠が教えがいがある化け物を得たというものですよ。』
『お前はわしで遊ぶきか?』
などと話していたのはわしには聞こえなかった。
わしの周りにいたパンツロードや赤エルフ、マツハ、グール子挙句の果ては、ポー、ダニーメアリーさらには・・・なんとシロまで・・・・小さい気の塊をつくっていた。
なんだよそれ!
いや。
向き不向きだよ~しかたないんだよ~。
と自分を納得させるわし。
後から師匠から聞いたら。
『素養の低いもしくは無い者にも、自ら集めた気を分け与える力がある。
気功には、内気功と外気功があり。
内気功というのが自分の持つ気を外に出して使うもので大体はこっちだ。
ゴブリンキング殿は外気功っていう大気中にある気を集めて使っていた。
ハクでもかなり意識しないと出来ないものだ。
なぜ気がついたかといえば、あなたの周りの草があなたから気をもらい生き生きと芽吹いておったがため。』
だそうだ?
そういう力は要らないから。
普通のにして。
おっと、忘れてた。
リザードマン達がワイバーンを喰った効果か知らんが40匹ぐらい存在変化した。
半分がドラゴニュートになっていた。
翼が生え首が伸び角も2から4本生えている。
リザードマンよりドラゴンに近づいたってところか。
火のブレスも出せるようになったようだ。
もう半分がドラゴタウロスになった。
小型のドラゴンが下半身からはえた感じといったらわかるか?
ケンタウロスのリザードマンバージョンだね。
体がかなり大きくなり赤いトサカが頭に生えている角は2本。
こちらも火のブレスを出せるようになってる。
リザードマンの2倍ぐらい大きくなって上半身はドラゴニュートよりも筋肉質だ。
うぬ、いい戦力アップになったかもね。
でも、それが損失を上回るかは謎だが。
一番変化したのはクイロ達ワニかもしれない。
赤い背のワニは全部が背に翼を生やし、それは状況に応じて体の中に格納できるようだ。
プニプニだった白い腹には小さなうろこがびっしりと生え見かけは前と同じなのだが、触ると結構硬い。
クイロは、体に似合わない小さい羽を3対6枚の羽を生やして、かなり一生懸命羽ばたいて低空をのんびり進んでいる・・・足はダラーン下げたままだ。
こちらも羽が体の中に格納できる。
ドラゴンモドキになったため水場の近くで生活する意味もなくなったのだが。
本人?本ワニ達は湖でゆるゆる泳いでいるのが気持ちよさそうだ。
高位のオーク達の装備がかなりまともだったので直して使うことにしたり。
魔鉱を赤髭が集めてくれるようになったので、それを素材として鎧や武器を作れないか考えることにする。
魔晶石は魔法の武器、魔法付与に使う材料だから、これも結構取れる。
そういうのをポーとメアリーそして、マツハに考えてもらうことにする。
とにかく、壊れた武器も防具も直さんことにはな。
ワイバーンの革やらもいい素材っぽいのでいろいろ助かるなぁ~。
さて、どのくらいの時間が稼げてそれまでにどのくらい強くなれるかそれで、この先の行動がきまるわけだ。
がんばれよ。
皆の者!!(あくまで自分は傍観者で・・・




