ゴブリンキングの有閑 その7
地響きをたて、地面と周りにある木々を削りぶち折り吹き飛ばし。
金属と金属、肉と肉をぶつかり合い骨も砕けよという轟音が互いの魂を削りあうかのように響いていた。
ゴブリンジェネラルが巨大な盾と白銀の剣で、相手の攻撃をさばく。
巨大な黒いオノが4つ、武器はそれだけではない。頭に生えた巨大な角も、角を押さえると襲ってくる顔に似合わない肉食獣のような歯列。
鎧の上から噛み付かれるだけで鎧が変形しむしりとられる時も・・・ガチガチ・・・ぺっ・・・運が悪ければ肉も持っていかれる・・・そしてヒズメのある両足・・・蹴られるだけで鎧ごと軽がると吹き飛ばされてしまう、体の大きさもジェネラルより頭一つ大きい。頭と言っても牛なのでかなりの違いだ・・・奴の武器は体も含めて危険だ。
それでもうまく立ち回ってるとわしは思う。
赤い液体も渡してある・・・・もう使ってるようだが。
時々、傷が急速再生してるようなので。
突然両者が間合いを取った。
両者はにらみ合いそして笑った。
ミノタウロスもどきは、突然体を膨張させた。筋肉の量が二倍に膨れたようだ。
力を上げた?一気にかたをつける気か?
それに対して息を吐き出しながら盾を前にし隠れるように体を低くするゴブリンジェネラルが
助走をつけ盾に体を預けたシールドアタックを行う。
それを四つの腕のダブルクロス状態でそれを受けとめるミノタウロスもどき。
大音響とともにはじかれ宙を舞うゴブリンジェネラル・・・だがミノタウロスもどきも無事ではなかったようだ。自らの膂力に耐えれなかったか斧が3本折れていた。
吹き飛ばされたゴブリンジェネラルは起き上がるのに苦労している。木の根が体や装備に絡まっているようだ・・・その隙を逃さずに襲い掛かるミノタウロスもどき。斧を振り上げ最後の一撃とばかりに振り下ろす・・・・
絡まった木の根や木の枝を吹き飛ばす勢いで盾を前にかざし斧を受け止めようとするゴブリンジェネラル・・・・
絡まっていた木の根が切れ、弓から放たれた矢のような勢いでゴブリンジェネラル飛び出した。
盾をかち割り深々と食い込む斧にかまわず、ただまっすぐその破壊力をミノタウロスもどきに向けた。アルテミスに打ち抜かれる箱舟のような音があたりに響いた・・・
ひざをつくゴブリンジェネラル
『シールドチャージ・・・・』
上半身と下半身に分かれたミノタウロスもどきはまだ動いていた
それに止めを刺すわし
『さて、魔法を解くかあれを倒すことがカギになっていたはずだし』と、山エルフ
ちょっとまってと、解くのを待ってもらうわし
ゴブリンブレスでロースト開始。
なぜかこれだけは小さい状態でも使えるようになったよ。
日ごろの鍛錬のおかげかな?
起き上がってきたゴブリンジェネラルがものほしそうに見ている・・・
やるよ、焼けたらな。
こんがり焼けた肉を食い始めるわしとゴブリンジェネラル
結構硬いが肉の味はうまい。
メアリーと山エルフも欲しそうにしていたのでゴブリンジェネラルに薄く小さくきってもらって食べるが、固くて二人とも・・・
『これは・・・硬い』
『ぬれた木を噛んじゃったような硬さ』
といいながら・・・飲み込んでいた。
確かに硬いが・・・・わしもゴブリンジェネラルも何かを覚えたようだ。
何しろ力が強くなった気がするのと筋肉の充実が・・・わしは変わらないが、ゴブリンジェネラルは内部の圧力に鎧のほうがきしむほどの変化があった。
さぁ、魔法をといちょくれ。
さて、交渉するぞ~




