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プロローグ
■プロローグ
無数の岩塊が浮かぶ宇宙の暗闇の中に、俺はいた。
シグルド間での情報共有システムは、各騎のセンサーをリンクさせることで、周囲にいる友軍と、岩塊、そしてそれ以外のものを正しく認識していた。
敵はカテゴリー6が20、カテゴリー5が40、カテゴリー4が100、その他雑魚が1000匹以上。
対するこちらの戦力は…
情報を元に、作戦を構築、即座に反映。
指示を受けた友軍騎は、行動を開始する。
指示を出すことだけが、仕事ではない。
殲闘騎に乗っている以上、戦場にいる以上、戦う必要がある。
自身が構築した作戦案に従って、武器を構えた。
まずは右翼にいる雑魚たちを蹴散らす。
それが、今の俺に与えられた任務だった。
コンマ1秒のずれもなく、機体は作戦に従って動き始める。
目の前にはセンサーが埋め尽くされるほどの大量の敵がうごめいている。
そこに、躊躇無く、飛び込んだ。
もしかしたら、あと数秒もしないうちに、俺は死ぬのかもしれない。
だが、恐怖はない。
後悔もない。
なぜならば、これは俺が決めた生き方で…
この俺が死んでも、俺は、生き続けるのだから…
『銀河のドラゴンスレイヤー』原動編




