俺は、気にするけどな
真面目な話が続き、良が世間話を話し出した為、諸葛亮と言う天下の鬼才との対話は完璧に世間話・・・馬鹿話の語り合いになっていた。
「ヌハハハ、マジか!?」
「はい、アレには笑いました。
先生ともあろう方が、私たちの罠にかかったのですよ?
あの、先生らしからぬ気の抜けた顔は、忘れられません。
良の話も聞かせて下さい。
先程の、暴走族撃退の、六結斗花火や馬威駆活用の話は、興味深いです。」
「あーロケット花火と、バイクな。
さっきのより上手くいったつーのなら。
そうさなー。
クソボンボンの暴走族どもが深夜に人の家の前でボンボン煩くてな。5人程、のしたのさ。
そしたら、4日後くらいに家帰ってる途中に20人程で仕返しにきた。」
「フム、奇襲を受けましたか・・・ん?」
「おう、バイク乗ったまま突撃してきやがったんで・・・ホガァ!!?」
と話し出した瞬間、良の背中に衝撃が走る。
直ぐ後にパリンと砕ける音。
酒壺が当たったらしい。足元がビチャビチャだ。
良が後ろを確認するとオッサン達が言い争っていた。
「その言い様、義を捨てよと言うのか!?公台!!」
「成将軍ですから!!
袁術から兵を借り、私が兗州の尽くを説得すれば良いのです!!
半分ほどなら其れだけで彼等は、また味方になってくれましょう。
兗州を手に入れたあかつきには、その兵を吸収し、袁紹と組むのです。さすれば・・・。」
「待たれい公台殿。やはり、かような事になったか。
この場で話すべき事ではない。御二方共落ち着かれよ。」
「ぬぅ・・・。すまぬ順殿。」
「申し訳ない。」
「気にするな、状況が状況ですからな。」
「俺は、気にするけどな・・・オラァ!!」
掛け声と共に酒壺を投げたであろう成将軍と呼ばれたオッサンをぶん殴ろうとするが、受け止められる。
「小僧、できるなぁ。」
「オッサンこそな。
此処じゃ邪魔になる、外で死合おうや。」
「良いだろう小僧。」
おそらく脳筋同士気が合うのだろう。
互いに口を孤にし悪鬼の如く笑い合う。
「フハハ、血肉沸き踊るわ。」
「ハハハハ、ブッ殺す。」
2人揃って店から出る。
あの一瞬で、完璧に忘れられた2人と、騒ぎには気がついたが場の流れが早く声を掛けられなかった2人。
そして後ろを向いた瞬間、先ほどまで和気藹々と話し合っていた相手が殺気全開で固まってしまった1人を残して。
彼ら5人は少しの間、悲鳴と鈍い音を聞くことしかできなかった。
当て字については、申し訳ありません。
こうゆうの描いてみたかったので・・・。




