第四十七話 「取扱い注意」
0時に間に合いませんでした。
すみません。
時間が経つが早くていけません。
七色の潤滑ゼリーの使用について、女性陣の中で賛否両論になった。
肯定派は、アリス・ラルチェ・エリザベス・オードリー。
否定派は、おさき・メル・マリリン。
アリス・ラルチェ・エリザベスはわしが喜ぶ事には、積極的になるので分る
しかし、オードリーが肯定するとは意外じゃ。
オードリーの研究室で聞いてみると。
「貴重なアイテムである七色の潤滑ゼリーを試せるのですよ。体験しないわけにはいきません。」
流石、研究者の鏡じゃ。新しい事に積極的でよい。
希望道理に研究室の中でたっぷりと体験してもらった。
他人、声が聞こえない様に必死に耐えていたのオードリーを見ていると意地でも声を出させたくなって全力をだしてしまった。
オードリーはそれでも耐えて、最後まで声を出さずに気を失った。
見事なものじゃ。最後の方はせめてもの抵抗なのか風の精霊を呼んでいたので、もしかしら声を出していたのかもしれん。
否定派のおさきは、初めから断られたのでスキをついて使用としたがあっさりとバレた。
それでも何とか使用しようとしたら七色の潤滑ゼリーを持ている右腕ごと尻尾でねじ切られた。
メルとマリリンは、二人とも見せただけで号泣されたので使用できなかった。
しかもマリリンは、パーティーから抜けますとも言われてしまったので慌てて謝った。
二人は諦めるとしても、普段は知的でクールビューティのおさきを乱れさせたい。
何かいい方法がないか考えているとたまもちゃんがやってきたので協力してもらうことにした。
それから数日が経ち、おさきの番が回ってきたのでいつも通りに肌を重ねる。
3回戦が終わり、心地よい疲労感に包まれたわしとおさきは、抱き合っている。
話をしなくてもお互いの事が接している肌を通してわかり合う。
そんな中、たまもちゃんが乱入する。予定通りじゃ。
「二人とも、こんばんわなのです。タケルに聞いたのです。
おさきちゃん。潤滑ゼリーを使用しないなんて、まだまだお子様なのです。
親として恥ずかしいのです。
仕方ないのでたまもちゃんが指導するのです。」
「たまもちゃん。何考えているのですか。そんなことを親に教わらなくても結構です。
離してください。やっ。駄目でうぬぬぬぬ。」
たまもちゃんが一瞬で服を脱ぐとおさきを押さえつける。
抵抗するので9本の尻尾を使って口や手足を抑える。
「タケル。今なのです。それと、次は私なのです。」
全裸の親子の絡みを見て、唾を飲み込み準備をする。
「いくぞ。おさき。安心せい。優しくするから。」
首を激しく振るおさきを気にせずに襲い掛かる。
わしの頑張りなのか、おさきの体質なのか分らないがその晩は大いに乱れたおさきを見る事ができた。
そして、たまもちゃんの助けを借りたとはいえ、初めておさきに床の上で勝利した。
いつも感じてはいるが何処か冷静な部分がある、おさきが見事に乱れ狂い最後は、気絶までしたのじゃ。
記念すべき日になったわい。七色の潤滑ゼリーには感謝してもしきれん。
翌朝。目が覚めると仰向けで手足が縛られていた。
「おはようございます。タケル。昨晩はとても楽しんでいましたよね。」
「おはよう。おさき。なんでわしは縛られているのじゃ。とりあえず外してくれ。」
後頭部からおさきの声が聞こえたので頼んでみる。
おさきは、わしの前まで来て七色の潤滑ゼリーをわしに見せる。
まさか・・・・・おさきの顔が見えないので判断が出来ない。最悪の自体が頭をよぎる。
「おさきよ。まさか・・・・。七色の潤滑ゼリーをどうするのじゃ。」
「フッ。フフフ。どうすると思いますか。昨日、私が感じた気持ちをタケルにもプレゼントしようと思いまして。ホホホ」
「イヤじゃ。辞めるのじゃ。おさき。だれうっ。ぬぬぬぬぬ」
「朝から騒いでは皆に迷惑ですよ。タケル。」
口を塞がれて、助けを呼べない。心友の証を使ったが移動も出来ない。
「ふぁぁ。おはようなのです。? おさきちゃん楽しそうなので混ぜるのです。」
終わった。何もかも終わった。
たまもちゃんが居ては、ルル様やアルタへの念話を邪魔される。
誰も助けに来ない・・・。
暫らくするとわしは新しい扉を無理やり通過される事になった。
これほど、七色の潤滑ゼリーを恨んだ事はない。
当分は、七色の潤滑ゼリーなど見たくない。これ以上あの扉を広げられたくないのじゃゃ。
七色の潤滑ゼリーは取扱注意の劇薬じゃ。
夕方、医療ギルドから連絡が入ったので心友の証で移動する。
建国の時は、ギルドからの連絡は出来なかった。
緊急時のタイムラグで問題が起きたのでルル様にお願いして、ギルドから直接わしに連絡できるようになった。
その代り、ギルドからのクレームやお叱りも直接受ける事になり問題も起きた。
決まりでは、緊急以外使用禁止なのだがお局様的なポジションの眷属は何かあると連絡してくる。
わしよりも眷属が偉いので聞くしかないが正直苦痛でしかない。
やれ、国民の態度が悪い。挨拶も出来ないのか等わしに言われても困る。
どこの国に挨拶しましょ、ギルドの受付には礼儀正しくしましょう・・etcを国政の場で話す国王がいるのじゃ。いくら平和でもそこまで暇ではない。
そんな事が続いたが、ルル様・アルタと王妃達のお茶会を楽しんでいた時にもクレームを入れてきたのでルル様とアルタに聞いてもらった。
あまりにもくだらない内容に2柱は激怒して、お局様の眷属を叱り散らした。それでも怒りが静まらずにルル様は、さらには眷属の主である女神にまで「どういう教育をしているのですか」と文句をつけていた。これで暫らくは大人しくなるじゃろう。
ちなみに新聞に「カーバンクル様大激怒!!」と一面に飾られた。
それ以来、重大なクレーム以外はこなくなったのでお局様を調べたら試練の塔の魔石狩りに左遷されていた。
医療ギルドに入るとわしに気付いたギルド員(眷属)が奥の診察室に案内される。
診察室に入るとマリリンが全身大火傷した光人族の女性の治癒をしていた。
「あっ。王様。すみません。お忙しいのに私では、治癒出来ないのでお願いしたいのですが。」
「かまわん。重傷者から順番に診るので順番を決めなさい。」
まずは、目の前の女性に再生魔術を使う。
うむ。意識はなく、呼吸は弱弱しい。これは、かなり危険じゃ。
全身大火傷で両腕の先がなかった。
火属性魔法でも受けたのかもしれんな、あちらこちらがコゲている。
皮膚を回復を優先にすると5分位で黒コゲの皮膚が元に戻る。
次は、失った個所じゃ。10分後には両腕が再生された。
ふぅぅ。とりあえずこれで命の危険はない。
火傷で鎧と皮膚が付いてしまい剥せなかったが今は回復したので全てを脱がして全裸にする。
全身くまなく、よく観察して時には、両手で確認する。
骨折を治す為にゆっくり指を這わせる。
うむ。全身鍛え抜かれているが女性的な肉付もしている。胸もプルンプルンと柔らかいのに仰向けで寝ていてもつぶれずに美しいフォルムを崩していない。揉み応えも最高じゃ。
「王様。お疲れだと思いますが隣の部屋から順にお願いします。」
「分った。隣の部屋じゃな。」
ある程度、骨折も治したので名残惜しいが仕方がない。わしは、隣の部屋に行く。
入ると2人の男が火傷して皮膚が爛れている。先程の女性よりは火傷の面積は少ない。
それでも立てない程の大火傷じゃ。
さっそく、再生魔術を使う。時間が勿体ないので2人同時じゃ。
地人族の男は、自慢の髭が燃えたのか殆んど無くなっている。確か、地人族にとって髭は大人のステータスで髭を剃る事は絶対にしない。面倒だが髭も再生されるしかあるまい。
隣の光人族の男は、顔が一番ひどい。イケメンだったのであろうが今は見る影もない。
これも面倒だか元に戻すしかあるまい。この国に居るのだから女を泣かしている筈もない。
二人合わせても15分で終わらせる。
「よし。こんなものか。骨折については、わしでなくても良いじゃろう。次じゃ。」
こんな感じで次々と再生魔術で治癒していくと夜が深ける前に、重傷者が居なくなった。
今は、マリリンと二人で治癒者の休憩室でお茶を飲んでいる。
「流石は、王様です。見事な再生魔術でした。
これだけの患者を治癒したのにまだまだ余裕があるなんて信じられません。
正直、ここに留まらずに私と一緒に治癒の旅してほしいです。
王様なら沢山の人々を救えます。」
「それも悪くないが、わしにはこの国でやる事がまだまだある。
それが終わらねば旅には出られん。」
雑談をしながら、マリリンを抱き寄せる。
話をしながらもお互い服を脱がし合い、自然と肌を重なり合う。
一息ついた頃にコンコンとドアを叩く音がする。
お互い裸だったので、慌てて服を着る。
「はい。今開けるので待ちなさい。」
「分りました。」
わしは着替え終わったがマリリンがまだだったので生活魔法で綺麗にしてからわしだけ部屋を出る。
「待たせたな。おや。あなたは、確か両腕を失い大火傷を負った女性じゃな。」
「はい。私達のパーティーを助けていただき、ありがとうございました。
私は、光人族のアルティ・ラッカムです。
腕が失った時は、死を覚悟しました。目が覚めたら、傷一つ残らず完治しているので驚きました。
ギルド員(眷属)に聞きましたら王様自ら治癒して頂いたと聞きお礼を言おうと思いまして、
本当はもっと早くお伺いしようとしましたが、
混乱と嬉しさのあまり泣いてしまい時間が掛かかりました。」
「お礼など要らんが其方程の者が何があったのじゃ。」
一瞬、苦虫を噛み潰したような顔をしたが意を決して話し始めた。
「実は、試練の塔でスライムにやられたのです。
透明のスライムを倒せたのでいけると思い、そのまま進みました。
順調に進んでいると七色のスライムを見つけ闘いました。死闘でしたがなんとか勝てました。
しかし、仲間が大怪我を負いました。MPやアイテムも尽きたので回復もできません。
転移陣に戻る所で赤いスライムにやられてしました。
楯で皆を守るが私の役目なので火属性の攻撃を防ぎながら撤退をしたのですが、スライムに盾を絡め捕られその時に両腕を持っていかれました。」
うむ。例えスライムより強くても大怪我を負えば弱くなる。弱くなれば狩る立場から狩らられる立場に早変わりじゃ。
「王様。仲間と話したのですが、お礼にこれをお受け取り下さい。
まだ鑑定をしていないのですが、七色のスライムを倒した時に出たアイテムです。
きっと、高価なアイテムだと思いますのでお受取りください。」
手渡されたのは・・・・・・・
七色の潤滑ゼリーが10個。
「のぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!! 七色の潤滑ゼリーじゃゃゃゃ!!!!」




