第12話 韋駄 天竜
ブックマークが増えていました。してくださった方ありがとうございます。
今回は『リミットレスオンライン』ではなく現実での物語です。
「ああー、やっと終わったぁー」
そして俺の意識は、深い闇に包まれた。
ピピッピピッピピッピピッピピピピー!
うるさい…………何の音だよ!
そうして俺は目が覚めた。目覚まし時計がなっていた。俺は急いで目覚まし時計のアラームを止めて、二階にある自分の部屋から出て一階に降りた。
今日は学校だ! 昨日は結局スキルの確認をしたあと、手付かずの宿題というイビルスライム以上に邪悪な存在を確認して直ちにログアウトした。
ログアウトしときには午後6時 そして俺は真のボスと対峙して深夜2時まで格闘し、勝利を収めたのだった。
そのまま宿題、教科書、親の手作り弁当をカバンに入れて家を飛び出した。
もちろん俺は高校でも皆勤賞を狙っている。休まないのは勿論として遅刻も許されない。
俺が玄関のドアを開けたと同時に声をかけられた。
「おはよう、やとら!」
そう爽やかな声で俺に挨拶してきた、このイケメンは家が隣で小中高同じの 韋駄 天竜だ。
こいつは顔だけでなく、すぐやめたが俺について来て入った塾では、全国模試で全教科一位をとる天才で、体育でどの種目でも完璧なプレーをみせるという運動神経、極め付けには気配りもでき優しいという絵に描いたような、いや絵から飛び出してきたようなやつだ。
しかし、何故か俺は昔から気が合いこうやって朝も一緒に登校し、学校でもよく話す仲だ。ちなみに最初に俺をやとらと呼んできたのもこいつだ。
「よー天竜ー」
「なんでそんなゾンビみたいなんだ! しかも目の下に隈があるじゃないか、もしやずっと『リミットレスオンライン』をしていたのか?」
ニヤニヤしながら俺にそう聞いてきた。
なんでゲームと無縁そうな天竜が『リミットレスオンライン』を知っているかだって。
それは天竜が相当なゲーマーだからだ。勉学、運動などの才能が勿体無いと思うだろう。だが、天竜のゲームの才能は天竜のあらゆる才能よりも一歩前に出て優れている、いやあらゆる才能の集大成とでも言うべきか。
しかも、そもそも『リミットレスオンライン』は天竜に勧められて始めたのだ。
そして今では天竜に感謝しかない。俺の何故か無駄に高い免疫力を生かせる場所を作ってくれて。
「違う、宿題で夜更かしだ……」
「しかし、そんなになかっただろう?」
「そう思うのはお前だけだよ」
少し俺は口角が上がった。こいつ皮肉じゃなく純粋にこういうんだから、昔からこんなんで他にも少しおっちょこちょいで、少しいや、かなり天然なのかもしれないな。
「それより、いいな、やとらはー 俺はまだ『リミットレスオンライン』を出来ない……」
そういうのもつい先日リリース前日、天竜はVRゴーグルを落として壊してしまったのだ。すぐに修理に出したが、修理に1週間くらいかかると言われたらしい。
そうして俺は天竜と色々話しながら、駅につき電車に乗って学校に向かった。
「よーし! 今日も一日終わったー!」
けど今日は『リミットレスオンライン』がメンテナンスで出来ないから、天竜の家で契約してある動画配信サービスみせてもらうかな。ついでに宿題も教えてもらおう、俺の中の上くらいある成績は天竜のおかげである。
もともとは平凡以下だったが天竜が教えてくれるため少しずつ上がっているのだ。
俺はカバンの用意をして、隣のクラスの天竜を迎えに行こうと席を立ったとき、
「帰るぞ、やとら」
「はやっ!」
「放課後学校にいても特に面白いことはない。なら家に帰ってアニメの一つや二つ見るだろ」
胸を張って当たり前だというようにそういう天竜には青春しろよ! と言いたくなったが、まず俺が言える立場じゃないな
読んでくださった方ありがとうございます。
韋駄天竜が『リミットレスオンライン』を出来るようになったら、韋駄天竜目線でも書くつもりです。
今日はもう1話投稿できるか分からないです。出来れば投稿します。




