第一章 ~毎日の日々~
これは前回のカラルイの戦いから100年後の話。
とある村の三人の毎日。
ここはとても平和なライングスター。カイラという種族が暮らしている星。
ある大きな木の下で一人の青年が読書をしている。
その青年は頭にバンダナを巻いており、一冊のある本に熱中しているようだ。
「おーい、シエラー!」
そこにもう一人青年がやってきた。
彼はバンダナで左目を覆っている。どうやらこの暑さの中、全速力で走ってきたようだ。汗の量がその過酷さを物語っている。
「アレクどうしたんだ?」
シエラと呼ばれた青年は本から目を離さず少し呆れ気味にたずねた。
「いやー、少しシエラに用事があってな。」
ここまでの疲れをものともせずに笑顔で答える青年・・・アレクに対してシエラは無表情で用事ってなんだ、とたずねてみた。するとアレクの口から
「忘れたw」
というどうしようもない一言が飛び出してきた。
(・・・こいつは正真正銘のアホだな)とシエラは本気で呆れながら思った。
思い出せないのなら帰れと言おうとしたとき、アレクは思い出した今年一番の衝撃的な言葉を言った。
「オレと勝負しろ!!」
シエラに対して。彼らの住む村の強さ一位を誇る相手に対して。シエラは驚きの目でアレクを見ていた。
「あんた本当のバカだねぇ。」
シエラが座っている木の根元からさらに上にその言葉の発言者がいた。
「なんなんだよカエデ!!」
アレクが怒り気味に叫んだ。カエデというらしいその少女、または女性は今にも折れそうな枝の上を軽い足取りで先のほうまで歩き、アレクの目の前に飛び降りた。そして頭についている花の飾りを揺らしながら飛び降りた位置よりもアレクに近づいてしかめっ面で
「自分がどれほどバカなことを言っているのかも分からないの?」
とため息混じりに言った。どうしてバカなのかをいまだに把握できないアレクは、本気で混乱しているようだ。それを見たカエデは額に手を当てて、深いため息をついた。その行動のあとにでてきたのは
「大バカ者」
その一言だった。
To be continued・・・
前の投稿から何ヶ月過ぎたのでしょうか?w
楽しみにしている人なんてきっといないからいいけれど・・・。




