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夜を追って  作者: 薄雪草
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黎明の空の色


黎明の空の彼方には

夜ではなく、朝でもない

名前のない時間がある


紺青から薄明へ

夜空のスクリーンが映すもの

変わっていく空の色、雲の色

西方は星の夜


大地は眠りが浅くなって

暁の夢を見ている

生きとし生けるものたちに

希望を呼ぶような

草原の夢


夜半、降り続く雨の音を聞いた

降り終わりは知らない


夜明けに透明な風が吹く頃


秋の虫が鳴いている

翅を震わせながら

儚いものたち、草むらを行く


草の上に残った雨の跡に

夜明けが溶けていく


夜が朝と交代していく

風向きが変わって

朝の大気が立ち始めて

世界が目覚めていく


明け方、目を開けたら

窓を開けて暁の風を思いきり吸って

深呼吸して

新しい朝を始めよう

空の色とともに










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