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エピローグ

 ジーンが討伐したレアモンスターが生息していたダンジョンで、クライドと思われる自身の氷で串刺しになった遺体と、何か強靭な力で上半身と下半身を捻じ切られた死体が発見された。ジーンからの手紙を受け取っていたアロンは、それがジーンのものであることが分かっていた。


 ――この手紙をギルドに報告したほうがいいのか。


 アロンは悩んだのちに、それをやめた。

 それが遺書であったこともあるし、彼の内面を切実に綴っていたからということもあったが、ギルドに報告するという行為は、ジーンに対する裏切りであるようにアロンは感じた。


 ジーンとアロンは、スキルを使用して力を引き出したあの日以降、特に関わりあうということはなかった。もちろん、レアモンスターの討伐後にお礼として、感謝の言葉を述べられたりしたが、連れ立って食事をするといった行為も、イザベラのようにボディーガードになってもらうことなどもなかった。


 しかし、アロンにとって、ジーン = ケンプソンという冒険者の死は、簡単に受け入れられるものではなかった。彼の手紙をそのまま信じるのなら、彼はアロンを恨まず、ただ自身の過ちに対して罪悪感を抱かぬ自らの精神に恐怖し、自殺を行った。

 だが、それならわざわざ最後に『アロンさん、あの日の僕は、あなたに救われたのだろうか』などと書くだろうか。アロン自身、あの日ジーンにスキルを使用したときには、自身の罪悪感を消し去るためだと言っていたが、心の奥底では勝手にジーンを救っていた気になっていたのかもしれない。


 ジーンがレアモンスターを討伐したときも、かつてのスキル使用者のときと同様に、自身の力は微塵もその功績には介入していないと口では言っておいて、心の片隅では自らの成果だと、ほくそ笑んでいたのかもしれない。


「私も死ぬべきなのだろうか」


 広い執務室で呟いた言葉は、発したアロンの耳にも届かないほどに静かに溶けて行った。

 彼の手紙にあったように、口にするのは簡単だが、行動に移すことはとてもできそうにない。力も勇気もない私は死ぬことが出来ず、強者に反抗する力を与えられ、それによって勇気が備わったジーンは自殺した。罪を犯した人が死ぬことは救いだろうか。例えば、イザベラに殺してもらったら私は救われるのだろうか。もしも死ぬことが救いなら、生きることは罪に対する償いになるのか。だが、それは逃げなのではないか。


「生きるべきか、死ぬべきか」


 うなだれていたアロンの耳に、執務室に近づく者の足音が聞こえてくる。


 ――アロンさん、あの日の僕は、あなたに救われたのだろうか。


 答えはまだ出ない。しかし、執務室のドアは今日もまた二度鳴った。


「アロン様、本日アドバイザーの業務が一件ございます」

なんかスゲー思想じみた感じになっちゃった。

まとめよう、まとめようと努力したけど結局ビミョー。


なんか悩んでるけど、今日もお仕事だよー^^


みたいな感じで終われたのは、初期構想通りだからいいかな。


アクセス解析みたら一話、二話、三話を見た人がそれぞれ7人、4人、13人になってるんだけど、一話から二話で見た人が減るのは理解できるんだけど、なんで三話見た人が一番多いんだろう。

あと、PCとスマホで見た人の比率が46:9で、PCで見てる人が、スマホで見ている人よりも5倍多いっていうのも面白いなと思う。コロナによってリモートワークが増えたから、通勤、通学中に見るって人が減ったからかな。特にこれといったデータはないけど、勝手なイメージでスマホ利用者の方が多いと思ってた。

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