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第十四話

どこともわからない場所。

渚、天使見習い達、睦月を囲っている。


渚「お目覚めですか?綾瀬睦月さん」

睦月「あれ?渚さん?」

渚「あなた、また死んでしまったんです。思い出せますか?何があったか…」

睦月「…私、教育実習中、生徒からいじめの相談を受けたんです。それで、信太郎達に相談して…」

渚「良かったですね、信太郎さんと仲直りが出来て。」

睦月「…はい。」

渚「ごめんなさい。話のこしを追ってしまいましたね。それで?」

睦月「教育実習最終日、また、生徒がいじめを受けていると聞いたので、現場の校舎屋上に向かったんです。そこで…。」

渚「もういいですよ。あれは…事故だったんです。」


渚の携帯がなる。


渚「また呼出ですね…。また、見習いとしてついてきますか?」

睦月「はい。」

渚「いい返事です。では、行きましょうか?」


渚、睦月、去る。

火葬場。

信太郎、火葬場から出る煙を見上げている、弔問客、色々話をしている。


弔問1「事故ですって…。」

弔問2「なんでも亡くなった綾瀬睦月さん、相談を受けていた生徒さんのいじめ現場に出て行って。誤って屋上から落ちちゃったとか…。」

弔問3「あらやだ…」


ネコ4がやってくる。


信太朗「お前、こんな所にまで…。」

ネコ4「にゃー。」

信太朗「慰めてくれるのか?ありがとうな。でも今回ばかりはダメみたいだ。一つの事件を解決するとすぐにセーブポイントが現れて、また新たな事件が起こる。どんな形にしろ教育実習終了日までに睦月は死んぢしまうんだ。…もう疲れた。」

つかさ、信太郎を探してやってくる。


つかさ「こんなところにいた。もう帰るって。」

信太郎「…」

つかさ「ちょっと聞いてる?」

信太郎「…」

つかさ「…まさかムッチャンが本当に死んじゃうなんて。今でも信じられない。」

信太郎「…」

つかさ「…またやり直すんでしょ?次こそは救ってみなさいよ。ほら頑張って。」

信太郎「無責任に頑張れとか言うなよ。」

つかさ「…私はアンタを心配して。」

信太郎「それが無責任だって言ってんだ!どうやって元気出すんだよ!これ以上どうやって頑張るんだよ!!」

つかさ「どうしたの!?今日の信太郎おかしいよ?」

信太郎「そりゃあ、おかしくもなるよ。目の前で好きな人が何回も死んでいくんだから。」

つかさ「…」

信太郎「それだけじゃない。1回失敗した時のプレッシャー。もし、また失敗したらと思うと死にたくなってくる。その苦しみが、辛さが、お前にわかるか。」


弘志と不二子、ゲーム機をもって出てくる。


弘志「こんな所にいた。はい。これ。またやり直すんだろう?」

つかさ「…空気読んで。」

不二子「はぁぁあああ!」

弘志「師匠!!師匠!?どうしたんですか?」

不二子「はあ、はあ、はあ。見えたわ…。」

つかさ「何が?」

弘志「師匠はな、以前『明日の祈祷師養成学校』の講師をしていた時期があって、師匠クラスになると、時々その人の吉凶が見えるんだよ。」

信つ「便利!!」

弘志「それで師匠、何が見えたんですか?」

不二子「今回、睦月ちゃんが死んでしまったのは、貴方に協力してくれる人が足りていなかったから。そして、信太朗くん、貴方に不吉な影が見える。何か大変なことが…ぐぅぅぅうううわあああ!」

弘志「師匠!大丈夫ですか!」

不二子「…私の言ったこと忘れないで。」

信太朗「はい。」

つかさ「何も一人で抱え込む必要ないから。今回みたく私達を頼りなさい。」

信太郎「ああ。少しは元気になったよ。ありがとう。それじゃ、…『チェンジ・マイ・ライフ』」


渚、睦月、天使見習い、現れる。


睦月「あなたの運命を決めるゲームやり直しますか?しませんか?」

信太郎「あれ?ムニエルさん。」

睦月「ご迷惑をおかけしました。」

信太郎「渚さんは?」

見習達「そちらに…。」

渚「…確かにおかしいですね。」

信太郎「えっ?」

見習1級「何がでしょう?」

渚「睦月さんが死んでしまう理由です。私も原因は貴方と睦月さんと結菜さんの三角関係にあると思っていました。ですが、睦月さんが死んでしまう…。おかしいです。私、調べてきます。」


渚、去る。


見習2級「ちょっと先生!」

信太朗「俺、生き返れるの?」

見習3級「その点は心配ご無用です。」

見習4級「やり方は教わっておりますので。」

信太郎「そうなんだ。だったらちゃちゃっとやってくれ。」

睦月「…その前に聞いてもいいですか?」

信太郎「ん?」

睦月「どうして、信太郎さんはそんなに一生懸命タイムリープを繰り返すんですか?」

信太郎「死んで欲しくない人が…、一緒に居たい人がいるんだ。」

睦月「一緒に居たい人?」

信太郎「そう。そいつとは小さい頃から今までずっと一緒で、いつも俺や友達の事を助けてくれるヒーローの様な奴なんです。でも、ずっと一緒にいて、いつの間にか付き合ってて、今までは隣にいるのが当たりだとどこか思ってて、その事に気付いてなかったんです。でも、そいつが居なくなって初めて分かったんです。やっぱり俺にはあいつが必要なんだって。」

睦月「そのために頑張り続けてるんですか?」

信太郎「はい。」

睦月「そうですか。それでしたら、私には止められませんね。」

信太郎「止める気だったんですか!?」

睦月「ええ。貴方が傷つくのをこれ以上みていられなくて。だけどやめました。」

信太郎「…」

睦月「でも、これだけは覚えておいてください。貴方にとって睦月さんがヒーローの様に、睦月さんにとってもきっと貴方はヒーローだと言うことを。」

信太郎「だと良いんですけどね。」

睦月「きっとそうです。では、行きます!」

睦・見習「『あなたの運命を決めるゲーム。はじめますか?それともやめますか?』」

信太郎「やるよ。今度こそ未来を変えて見せる!」

睦・見習「承知しました。それでは望月信太郎、あなたに神の御加護があらんことを。」


睦月、天使見習い達、指を弾く。信太郎、去る。

入れ替わりに渚入ってくる。


渚「あれ?信太郎さんは?」

睦月「今、戻りました。それより渚さん。前に聞かれた質問の答え、見つけました。私、やっぱり生きたいです。生きて信太郎と一緒にいたいです。」

渚「そうですか。それはよかったですって、違う!!分かったんですよ!睦月さんがなんで死んでしまうか!!」

睦月「えっ?」

渚「とにかく貴女は現世の睦月さんへ!私が信太郎さんを追います。」

睦月「えっ!あっ、はい。」


睦月、渚、天使見習い、去る。

高校。

信太朗、現れ、携帯電話を取りだし、誰かにメールを送った後、睦月が担任をしている教室へ走っていく。

睦月、現れ、職員室側に走っていく。

渚、現れ、全く関係ない方に走っていく。


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