オリジンドラゴン
「え、えーと…」
困惑する俺。
確かにオリジンドラゴンの赤ちゃんは俺を見て、ご主人様、と言ったような…?
で、でも…
『ボクのナマエハ?』
「え、じゃ、じゃあ、ジン…?」
って、そのまんまじゃないか!
って、そこじゃないだろ!
『ボク、ジン!
ウレシー!』
「そ、そう?
良かった…ネ…」
ど、ど、どうしよう?
意思疎通してしまった…!
しかし、相手は最強種…!
油断してたらパクリと…!
と思っていたら、オリジンドラゴンが近づいてきて口を開けた!
食われる!!
と、思ったら、ペロリと俺の頬を撫でた後、もふもふの翼ですりすりしてくる。
え…?
何が起こっているのか?
誰かこの状況を説明してくれ!
「じゃ…!
俺帰るから…!」
『ウン、ボクもイッショにカエルー!』
「あぁ、そっか。
じゃなくて!
お前は巣に帰れよ!」
つい、鋭くつっこんでしまった。
やべえ、怒らせた!?
『ゴシュジンサマ…
ボクきらいナノ?』
え、また、ご主人様?
もしかして俺の従魔…?
なわけ…
いやでも…!
俺は素早くステータスを開いた。
すると…
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エース
Lv.1
種族:人間
職業:ハンター
HP:120
MP:180
攻撃:28
防御:24
魔力:42
敏捷:31
器用:35
スキル
・飼育 Lv.1
・組み合わせ Lv.1
称号
・学園首席
・竜に認められし者
従魔
・オリジンドラゴン「ジン」 Lv.1
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オリジンドラゴン「ジン」
Lv.1
HP:800
MP:500
攻撃:120
防御:100
魔力:150
敏捷:80
固有スキル
・竜王の威圧
・超再生
・竜族の叡智
・全属性適性
状態
・主人公に懐いている
・空腹
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とあった…
えぇぇぇぇぇ!?
ま、まじか…!!
オリジンドラゴンが俺の従魔!?
「ジン!
少しここで待ってろよ!?
いいな!?」
『ウン、ボク、マツ~!』
俺は急いで街に戻り、魔法ケージを買ってきた。
「ジン、お家に着くまでこの中に入れるか?」
『ウン、ハイルー!』
ジンは素直に入った。
そして、教会の2階にハシゴを登って上がると、俺は部屋の中にジンを放った。
『おウチー!
おウチー!
ボク、オナカスイタ…』
そっか、腹減ってるってステータスにも書いてあったな。
オリジンドラゴンって何食うんだろ?
とりあえず肉?
「肉買ってくるから、少し待てるか?」
『ハヤクネ!』
オリジンドラゴンは少し偉そうにそう言った。
まぁ、可愛いけどね。
俺はダッシュで肉屋に行くと、牛肉を3キロ買った。
これだけあれば…
「ジン!
肉だぞー!」
『オニクー!
オニクー!』
ジンは、バクバクと肉を食べた。
前足で器用に肉を掴み、引きちぎりながら食べている。
さすがは、オリジンドラゴン…
しかし、オリジンドラゴンを手なずけたのは、7年前の勇者・ヘイルだけだったんだよ…ね…?
俺が…
竜に認められし者…?
なぜだ…?
飼育とか、組み合わせとか、ヘッポコスキルの俺が…
ん?
飼育ってまさか…!
モンスターを飼育する…!?
とか…!?
いや、まだ分からない。
たまたまオリジンドラゴンに気に入られただけかもしれないし…
そんな事を考えているうちに、ジンは牛肉3キロをペロリと食べ、白いもふもふの腹を見せてゴロンとなっている。
「ジン、だらしないぞ…」
『イイノ、イイノ!』
♦︎♦︎♦︎
次の日、俺は平野に出た。
ジンが従魔になったと言えど、まだ、レベル1だ。
それに、実力も良く分からない。
平野に連れて行くと、ジンを放った。
ジンは平野を駆け巡り、3周ほどすると、ファイアウルフの群れに魔法を放った。
『オリジナルアイスカッター!』
一気にファイアウルフ5体が氷の刃で斬り刻まれた。
「す、す、すげえ…!」
ファイアウルフ5体と言えば、平野の中ではかなり上位のモンスターだ。
それを、一撃で…
『テカゲンシタノニ…
モット、アソビタイよ、ボク!』
「そ、そっか…
じゃあ…
ダンジョン行ってみる…?」
『ウン!』




