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めちゃくちゃ馬鹿にされたけど、スキル【飼育】と【組み合わせ】は最強中の最強でした!  作者: E.T.


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15/16

ざまぁ!

その日は買い出しデーだった。


俺はティアを家に残して1人で買い出しに来ていた。

ティアは掃除などがしたいと言うので、俺が買い出し役に回ったわけだ。


ジンを魔法ケージに入れて街を歩いていると…


サスティナと遭遇した。


「え、サスティナ…?

ロイド達も居るの…?」


「ふふふ。

安心して、私しか居ないわよ。

あら?

ケージね?

その大きさだとワンちゃんかしら?」


「えーと、まぁ、その…」


最強ドラゴンが入っているとは言えない。


「私、わんちゃん大好きなのよね?

少し出してくれない?」


サスティナはケージを覗き込みながら言う。


「これさ、実は…蛇なんだ…」


「えぇ!?

蛇!?」


「そうそう、この牛肉をさ、丸呑みするんだ。

結構豪快でさ、見ものなんだよ。

見る?

見るなら出すけどさ。」


俺は言う。


「ちょ、ちょっと私、用事を思い出したわ!

じゃ、じゃあね、エース!」


サスティナは逃げていく。


ふぅ、安心だ。


そして、俺はまた買い物に戻る。


大体の買い出しを終えて、広場の前を通ると、ロイド達と遭遇した。


げぇ。

めんどくさい奴らだ。


知らぬふりをして、通り過ぎようとしたら…


ロイドが俺を呼び止めた。


「よぉ、飼育係?

蛇飼ってるんだってな。

気持ち悪いもん飼いやがって…」


「関係ないだろ。」


「なんだと?

偉そうだぞ。

家畜係のくせに!」


ロイドはその言葉が頭に来たのか、俺の魔法ケージを思いっきり蹴り上げた。

転がっていく魔法ケージ。


「ジ、ジン!!?」


俺は慌てて魔法ケージを追いかける。


「くくくっ!」


そう笑って、ロイドは炎魔法を魔法ケージに放ったのだ!


「ジンーーーー!!!!」


俺は叫びながら、水魔法を発動した。


何とか火は消えたが、ジンが怪我していないかと、慌てて中を見る。


良かった…

無事みたいだ…


「ふん、蛇持ってさっさと行けよ!」


「許さないぞ…!

お前ら!」


「はぁ?

お前に許されなくても全然いいんだよ!!!」


ロイドは言う。


そのとき、俺は魔法ケージを開けた。


「ジン、出ろ!

アイツらをコテンパンにしてやるんだ!」


『オッケー!』


巨大なドラゴンが現れた。

口調は子供っぽいが、もうすっかり大人だ。


「あれ…

オリジンドラゴンじゃ…」

「ドラゴン…テイマー…?」

「嘘だろ、あの子が…!?」


広場の人たちから声が上がる。


「嘘だっ!

お、お前がドラゴンテイマーなわけがねぇ…っ!!!」


「そうなんだよ!

残念だったな!

ジン、行け!」


『ファイアハコウダヨ!

ファイアブレス!!!』


ジンは口を開けてファイアブレスを吐いた。

巨大な炎がマグマのように強力に噴射される。


「ぐぁぁぁぁぁ!!!」

「あちぃよおぉぉ!」

「た、助けてぇぇぇ!」


ロイド達は炎の渦の中で暴れながら、火傷を負い、逃げていった。


そして、広場からは次第に歓声が上がり始めた。


「よくやった!

ドラゴンテイマー!」

「天空の剣嫌いだったのよー!」

「スッキリしたわー!」


そうして、俺の正体はバレた。


しかし、後悔はしていなかった。


あそこでバラさなくて、いつバラす?


ロイドの非道は許せなかったのだ。


俺は拍手喝采を受けながらジンの背に乗ると、空高く舞い上がった。

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