ドラゴンテイマー様
次の日、俺とティアは洋服を買いにイライザの街に向かった。
もちろん、ジンに運んでもらう。
街に到着すると…
「えーと、女性ものの洋服って良く分からないんだ。
お金渡すから、ティア選んで来てくれる…?」
『えぇ、じゃあ、広場で待ち合わせしましょう。』
俺は彼女に3万ギルを渡した。
ティアは、多すぎる!と半分返した。
さて、俺は食材の買い出しに行かなくちゃ…
俺は肉屋や八百屋、果物屋や魚屋を回っていく。
そろそろ、ティア終わったかな…?
そして広場に向かうと…
ロイド達が居た。
げぇ、またかよ…
うんざりする俺。
「おぉ、家畜係くん!w
なぁ、俺たちドラゴンテイマー様を探してるんだけど、お前知らないよなぁ?
あぁ、知るわけないか!
お前は牧場で豚とでも遊んでるんだったなぁ。www」
ロイドは偉そうに言う。
「知らないよ…」
俺はそれだけ答えた。
「はぁ?
うるせーな。
知ってる訳ねーだろ!
お前とドラゴンテイマー様じゃ、ドラゴンとアリンコだぜ!
なぁ、ゲイン?」
「あぁ、俺たちはドラゴンテイマー様の未来の仲間だからな!
こんな奴に構ってると、口が腐るぜ!」
だから、そのドラゴンテイマー様は俺だって…
その時、ティアがやってきた。
赤のワンピースに着替えていて、髪もハーフアップにしている。
やっぱりすごい美少女だ。
『エース、買ってきたわ。
ありがとう。
あら?
お友達?』
「いや、ティア、違うよ。
行こうか。」
俺は言う。
「おい!
誰だよ、あの美女は!?
なんで、あんな可愛い子が家畜係の仲間に…!!?」
「さ、さぁ…
ねぇ、君、俺たちの仲間にならないか?
そんなヘタレと一緒に居てもいい事無いよ!」
ゲインがティアに声をかける。
ティアはすぐに嫌な奴らだと感じたのか、それを無視した。
「くっそー!
家畜係め!
ファ、ファイアボール!」
悔しまぎれにロイドがファイアボールを俺に向けた。
しかし、その瞬間、ティアの強力な光魔法が発動し、ファイアボールを相殺したのだ。
「ありがとう、ティア。」
『いいえ。』
「お、おい…!
何であんな最強美女が家畜係の仲間なんだよっ!!!」
「エースの奴…
調子に乗りやがって…
まぁ、あの子だってすぐに嫌になるさ。」
そんな声を背後に、俺とティアは呆れながら街を後にした。
♦︎♦︎♦︎
深淵の森のキラーの家に帰ると、庭でジンとガンツが遊んでいる。
ティアは料理を作ると言って、キッチンに入った。
俺は…
地下の図書館に向かった。
さて、今日は何を読もうか…?
スキル図鑑…か…
組み合わせ載ってないかな?
この組み合わせが良く分からないんだよね…
俺はページをめくっていく。
組み合わせ…
組み合わせ…
あった!!!
えーと…
【組み合わせ】
極めて希少な特殊系スキル。
対象同士の特性を組み合わせ、新たな特性を生み出す力を持つ。
組み合わせ可能な対象、発現条件、成功率などは不明な点が多く、過去の記録も極端に少ない。
理論上は生物、植物、鉱物、魔力、スキルなど、あらゆる存在に作用する可能性があるとされるが、詳細は未解明。
危険性が高いため研究資料の多くは失われている。
『創造』にも『破滅』にも至る可能性を持つスキルとして、一部の研究者からは神代級スキルに分類されている。
とあった…!
えっ、何だかやばそうだな…
もしかして、飼育を上回る可能性も…?
いや、流石にそれは無いか…?
そこで、ティアの『夕食よー!』という声が聞こえた。




