Prologue -The daybreak of world without you.-
【注意】
この小説は前作「The School Wars」の続編ではありますが、今作中に前作の内容を解説するシーンを作る予定です。ですので、今作から読み始めていただくことをお勧めします(前作の表現がちょっとあれなので…笑)。
それでは、作品をお楽しみください!!
「ん……」
目を開く。見慣れた天井、懐かしい空気。その空気につられて腰をおこし、けのびをする。
外で風が吹く。するとカーテンが揺れ、窓の外から暖かい光がこぼれてくる。吹いてきた風は髪をやさしく揺らし――と、
「あれ、なんで涙……」
カーテンから差し込む光が滲み、震えた。とうとう自分はどうにかしてしまったのだろうか。そんなとき、震える世界の向こうに「あいつ」がいた。世界と一緒に震え、今にも消えそうだった。あれ、あいつ、どんな顔してたっけ。
「もし、私を見つけたら――――
見つけたら…………あれ、なんだっけ。思い出せないや。ってか、
「あいつって、誰だ?」
さっきから俺は何言ってんだか。きっと夢を見ていたんだ、さっきまで。
1階に降りると父さんが朝ごはんを作っていた。
「おうっ! やっと起きたか!」
「今寝起きだからもうちょい静かにしてて…」
さりげなくテレビのリモコンを手に取り、適当にNHKのニュース番組を回す。
『おはようございます。7時になりました。2065年4月2日、木曜日です――――
長い、長い「夢」を見ていた。
You Are (not) Alone.




