【設定資料集・おまけ第4話】スコグハイム職員・冒険者名鑑&用語集
はーい、お疲れ様! 魔獣対策課の頼れる先輩書記官、ヘルガよ。
この最終話では、私たち庁舎のメンバーや街の荒くれ冒険者たちの素顔、知られざる保有資格、そして作中で使われている独特な役所用語をまとめて大公開しちゃうわ。
表向きの書類には書けないような裏の顔もちょっとだけ暴露しちゃうから、内緒で楽しんでちょうだいね!
◆1.主要キャラクター詳細ファイル
・アストリッド・リンドベリ(20歳/新人書記官)
【役職】地方行政庁 魔獣害対策課 受付・会計担当
【保有資格】
・一級簿記算術士(商家出身、満点首席合格)
・公金支出適正執行管理士
・地方自治会計法規実務主任者
・不正請求・領収証改ざん鑑識技能士
【特技】算盤の超高速ブラインドタッチ、五桁の暗算、条文の即時暗唱
【胃痛の原因】定時五分前の書類不備持ち込み、消えた一銀貨、ビョルンさんの殴り書き伝票
【好きな食堂メニュー】跳ね大猪亭の『日替わり定食(野菜多め)』、特製大猪肉の濃厚煮込み、極太ハーブソーセージ
【人物評】真面目で正義感が強く、数字の不一致を決して見逃さない鉄壁の受付嬢。戦闘力は皆無の完全な文官だが、法律と算盤を武器に大鬼より恐ろしい追及を見せる。夢は「定時退社してゆっくりお風呂に入ること」。
・ヘルガ・マグヌソン(25歳/先輩書記官)
【役職】地方行政庁 魔獣害対策課 窓口主任補佐
【保有資格】
・窓口危機管理初任者(荒くれ冒険者・クレーマー対応)
・紛争調停士(※合法的な言いくるめ・丸め込み話術)
・接遇マナー指導員免状
・特定危険潜入調査適性証(※非公開。商工連合等の裏事情に精通)
【特技】相手の懐に入り込む人心掌握術、厄介な仕事を笑顔でアストリッドに振ること
【胃痛の原因】基本的に本人は胃を痛めず、他人に胃薬を飲ませる側
【好きな食堂メニュー】骨付き猪肉の黒ビール煮、エール(大ジョッキ)
【人物評】豊満なプロポーションと抜群の世渡り術を誇る敏腕先輩。荒くれ者を手玉に取り、面倒な業務を要領よくこなす。アストリッドの良き相談相手であり、時に過酷な仕事を押し付ける愛すべきお姉さん。有給休暇の温泉旅行が命の洗濯。
・スヴェン(38歳/主任)
【役職】地方行政庁 魔獣害対策課 窓口責任者
【保有資格】
・上級行政事務総括官
・予算決算決裁責任者
・労務衛生管理士(※ただし部下の残業は一切止められない)
【特技】胃痛の予兆を五分前に察知すること、胃薬草の利き茶(利き煎じ薬)
【胃痛の原因】本部からの予算削減圧力、現場の苦情、アストリッドの正論爆撃
【好きな食堂メニュー】胃に優しい大根の煮物、鎮静ハーブティー
【人物評】本部と現場の板挟みに苦しむ典型的な中間管理職。常に胃薬草の煎じ薬を啜っている。頼りなさそうに見えて、いざという時は全責任を背負って部下を守る決裁印を押す、漢気あふれる上司。
・イーヴァル(32歳/素材査定員)
【役職】地方行政庁 査定課長・主席査定員
【保有資格】
・特級魔石鑑定士
・魔物素材品質評価士
・古代文字・古代魔法語解読技能一級
・危険物解体衛生総括責任者
【特技】魔石に触れただけで純度を百分率で言い当てること
【胃痛の原因】乱暴に扱われて傷ついた魔石、素人解体による素材の劣化
【好きな食堂メニュー】ブラックコーヒー、冷めたミートパイ(作業しながら片手で食べる)
【人物評】黒眼鏡をかけた無愛想な職人。職務への偏執的なこだわりから冒険者には恐れられているが、その鑑定眼は領主府一。アストリッドの数字への厳格さには一目置いている。
・ビョルン(42歳/ベテラン冒険者)
【所属】冒険者ギルド所属・重戦士(Aランク)
【保有資格】
・甲種大型魔獣討伐請負免許
・大型重量物牽引取扱者(玉掛け)
・(※「討伐報告書・伝票作成基礎講習」は三年連続追試・不合格)
【特技】大鬼の突進を大盾で受け止めること、大声を出すこと
【苦手なもの】細かい数字、算盤、領収書の保管、アストリッドの冷たい視線
【好きな食堂メニュー】大猪肉の特製味噌煮込み定食(大盛り)、フライドポテト、エール
【人物評】街の冒険者たちのリーダー格。豪快で情に厚く、市民の防衛のためなら命を張る英雄。しかし事務処理能力は壊滅的で、窓口ではいつも小さくなってアストリッドに怒られている。
・ハルヴァル(45歳)& ビルギッタ(享年42歳)
【役職】地下食堂『跳ね大猪亭』店主・元女将
【保有資格】調理師免状、食品衛生責任者、魔獣肉安全調理適性証
【人物評】夫ハルヴァルは無骨だが心優しい料理人。妻ビルギッタは豪快で愛情深く、大侵攻の際には命がけで大鍋スープを前線へ届け、街を守り抜いて散った英雄。二人の絆が現在の食堂の礎となっている。
・ヒルダ(14歳/若女将)
【役職】地下食堂『跳ね大猪亭』若女将
【保有資格】商業算盤実務二級(アストリッドの特別指導中)、食品衛生補助者
【特技】常連客の顔とツケの金額を完璧に記憶すること、笑顔での集金
【人物評】ハルヴァルとビルギッタの愛娘。母の気風の良さと料理の味、そしてアストリッド直伝の堅実な算盤技術を受け継ぎ、荒くれ冒険者たちからも一目置かれる立派な若女将へと急成長中。
◆2.スコグハイム主要組織・施設ガイド
・地方行政庁(スコグハイム市役所・領主府直属機関)
街の中央に位置する石造りの重厚な庁舎。一階の魔獣害対策課窓口には連日、冒険者、商人、一般市民が詰めかける。地下には職員・市民共用の食堂『跳ね大猪亭』がある。
・魔獣害対策課(討伐管理窓口)
アストリッドたちが所属するセクション。魔獣害の発生状況の把握、討伐案件の契約締結、討伐証明部位の検収、および公金による報奨金支払いを一手に担う。
・査定室
窓口の真裏にある、特殊な魔導防壁で囲まれた鑑定室。イーヴァルが常駐し、持ち込まれた危険な魔石や怪物の死骸を日夜厳正に鑑定している。
・冒険者ギルド スコグハイム支部
冒険者たちの互助組織。行政庁とは業務提携を結びつつも、報酬の増額や待遇改善を巡って行政庁と度々交渉・対立する。
・商工連合
街の商人や工房の連合組織。物資の流通を一手に握り、時に民営化や独占契約を狙って行政に揺さぶりをかけてくる手強い経済勢力。
・防衛英雄慰霊碑(防衛英雄慰霊碑)
北方大森林の魔物大侵攻を食い止め、街を守るために命を捧げた防衛隊員、冒険者、そしてビルギッタ女将の名が刻まれた白樺の広場の記念石碑。
◆3.行政実務用語 カクヨムルビ対照用語集
・受付嬢:窓口で冒険者を迎え撃つ行政職員(※アストリッドの本質は戦士)。
・主任:中間管理職。印鑑と胃薬がトレードマーク。
・査定員:魔石や素材の真贋と価格を見極める職人。
・帳簿:公金の出入りを記録する聖典。一銅貨の狂いも許されない。
・討伐報酬:正当な手続きと書類審査を経て支払われる公金。
・経費精算:討伐に伴う必要経費の補填手続き(※私用の酒代は即却下)。
・請求書:対価を公金から支払わせるための公的文書。
・討伐証明部位:魔物を倒した証拠となる規定の身体部位(耳、角など)。
・魔石:魔物の体内に生成される高エネルギー結晶。査定の目玉。
・随意契約:入札を経ずに特定事業者と結ぶ直接契約(緊急時または少額案件)。
・定時退社:アストリッドが追い求め続ける、幻のユートピア。
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