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46話 『蕾のままで、春を迎えていい』
46話 『蕾のままで、春を迎えていい』
蕾の枝が、窓辺で静かに揺れています。文子さんがそっと触れ、
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「蕾のままで、きれいでしょう?」透が微笑みながら、
「春は、蕾を無理に開かせない。
ただ、優しく待つだけ。」あなたへ。
まだ心が固く閉じているように感じても、
それでいい。冬の疲れを抱えたまま、
春の光に少しずつ慣れていく過程。
焦らないで。
あなたのタイミングで、
ゆっくり開いていけばいいよ。「四分の一でいい。
今日は蕾のままで、
光を受けていていい。」灯台は、
蕾のそばに立ち、
淡く照らし続ける。
あなたも、
そのままで価値がある。
蕾のままのあなたも、ちゃんと春の中にいます。
まだ開かなくていいし、無理に光を受けなくても大丈夫です。
今日は四分の一でいい。
そのまま揺れているだけで、もう十分に美しい。




