始まり。友達卒業してお嫁さんにさせられる。
由良:Ω。可愛い。165cm。Ωの自分とも仲良くしてくれる誠に感謝している。
誠:α。イケメン御曹司。180cm。初めて由良を見かけた時から好きだったが、警戒されないよういい友人として距離を詰めていた。
オメガバースのお話です。
監禁、無理矢理、妊娠の描写があります。
R18の作品になります。
pixivでも同じ話を掲載しています。少し表記を変更している箇所あり。
「ここ、どこ?」
目覚めた時に見える景色はいつもの天井じゃない。
「起きた?おはよう、由良」
「誠?」
誠の声がした方を振り向くと、いつも通り穏やかな笑みを浮かべた彼が立っていた。
「ここどこなの?」
ベッドから出ようとした時に右足に感じた無機質な冷たさに驚く。足には足枷がつけられていた。
「外の世界は危険だからね。これからはここが由良のお部屋だよ」誠が相変わらず穏やかな笑みを浮かべながらベッドへ近づいてくる。
「どう言うこと?何言ってるの?ここどこなの、誠…?」
体の全細胞が、こいつから逃げろと危険信号を送っている。が、体が強張って動けない。
「これまでは俺が守ってあげられてたけど、父さんの会社を継がなくなってどうしても守ってあげられる時間が減ってしまうんだ。由良は可愛いしΩだから、これまでのまま1人で外に出たら襲われちゃうかもしれないでしょ。だから俺と番ってお嫁さんにして一生僕が守ってあげようって思って♡想定してたよりも少し早くなっちゃったけど、それはしょうがないね」
笑顔のまま告げられた残酷な言葉に脳が一瞬停止する。
どう言うこと?意味がわからない。
なんで仕事と番になることに因果関係が生まれるの??これまでずっと心地よかった誠の笑顔が、怖い。
「足枷とって。外に出させて…」
「ダメだよ、由良はもう僕のお嫁さんになってこの部屋で僕と一緒に暮らそう。」
「やだっ、やめて、誠!」
バシッ
思わず手が出てしまった。まずい、と思うより先に押し倒される。
「しょうがないね、不快な思いをさせたいわけじゃないからな…先に番になってからこれからのお話しよっか。」
「ゃ、やめてっ。むぅ」
抵抗するまもなく口を塞がれていた。唇を舐められ、息が辛くなって少し口を開けるとその刹那、そこに舌を入れられる。体が敏感になってる、αのフォルモンに当てられてるっ、体が、熱い。
「やぁ、だっ、やめて…っひっ!」
「体敏感になってない?ヒートきたかな。」
「っっっ!」
その通りだ。
誠のフェロモンに当てられてヒートが来てるっ…
怖い…、友達だと思ってたのに。急にこんなことされて、体も言うこと聞かなくて、理性が快感で少しづつ溶かされていく…♡
「これからはずぅっと一緒だからね」
ガリっ
項に鋭い痛みが走る。
噛まれた。
そう理解する前に、もう逃げられないと、本能が理解してしまったように強張っていた全身から力が一気に抜けていく。
「これから、よろしくね。お嫁さん♡」
あ、終わった。
昔、おばあちゃんから聞いた話。αは自分の好いたΩを監禁するらしい。Ωとαの愛の部屋。愛の監獄。
可愛いお部屋。置いてある家具も本もゲームも全部僕の好きなものばかり。僕はあの日から毎日誠に愛されて。外の世界にはあの日以来出れていない。僕と、旦那様の愛の監獄に囚われ続けている。
第二話はこのあと数年後のお話です。
お楽しみあれ。




