エピローグ
しっかり復活していた魔王と対峙してます袋の俺です、こんにちは。
と言っても、対峙してるのはレーヴェであって俺ではない。
俺の仕事は、隙を突いて封印を掛けるだけ。
使ったことないから、どうなるかわからんのよなぁ。
皆が押し切ろうと魔王と戦っている。
眺めている俺。楽なポジションだなぁ。
戦いも終盤に差し掛かってきた。
そろそろ出番かも。
封印術をいつでも行使できる状態にして、待つ。
レーヴェと切り結んでいるので、タイミングが難しい。拮抗してるんだもんなぁ。
強くなったよな、レーヴェ。
っと。今か?
レーヴェの剣撃に少し体制を崩された魔王に封印術を行使する。
すると、たくさんのルーン文字?魔法文字っぽいものが円を描きながら拘束を始める。
「これはっ」
魔王は藻掻いているが、藻掻けば藻掻くほど雁字搦めになっていく。
「くっ。また眠りにつかねばならぬとは・・・」
もう、姿が見えなくなるほどに絡められている。
そして、光が収束し、後には何も残っていなかった。
そして俺はと言うと。
巣箱に来ていた。何故かって、魔王がいるから。
まさか俺の中に来るなんて思いもしないだろ?
で、来てみてびっくり。
黒を纏った美少女がそこにいた。
「・・・。あー魔王?」
美少女は顔を顰め、溜息をついた。
「ここはお前の世界なのか?」
「まぁ、そうかな?」
たぶん、俺のスキルで作られた俺の体の中の空間だし、間違いではない。
「魔法を使おうにも発動しない。それに、お前をもし殺せたとしても出られそうにないな」
それも、当たってるだろうな。
目の前の俺は仮初の体だし。
本体はあくまでこの空間なのだ。
「仕方ない。世話になる」
そして、苦笑した。
苦笑いではあったが、綺麗だと思った。
きっと、素直に笑えば、とても愛らしいだろうと思う。
時間だけはたっぷりあるし、彼女と愛を育むとしますかね?
だって、ここ愛の巣箱だし。
抽出のスキルは、巣箱で役に立つ予定。まぁ、書く予定ないけども。




