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LAST GAME  作者: よむよみ
第五章 古の秘術

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第六十一話 三日目

 今日は三日目。


 塔は4つで残り4日。今日からゲームが始まるはずだ。

 私だけではなく、皆が同じように考えていたと思う。


 コアタイムに近づき、私はログインする。

 仲間たちも集まってきた。早速ゲームを開始する。


 新聞を読んだけれど、オープニングの記事だけだった。

 塔の解放の記事は無かった。

「一応、塔に行って確かめてみよう」KOJIの声に私たちは賛成した。


 道具屋で手早く道具を買いそろえて、東の塔に向かう。

 街から東の塔まで、加速ドリンクを飲んで急ぐ。5分程度かかった。


 東の塔ではやはり見張りが門を閉ざしている。

 話しかけてみても「ここは立ち入り禁止だ。通すわけにはいかん」と言われた。


 他の塔にも立ち寄ってみた。

 東→南→西→北の順に塔へ立ち寄るが、どの塔も立ち入り禁止だった。

 塔と塔の移動には、約10分程度かかった。

 全ての塔に入れないとわかって、一度街に戻る。


 街のギルドに立ち寄ると、ギルド長が忙しそうに皆に説明していた。

「今、国が対応を検討中である。明日まで待たれよ」

「塔の解放?ああ、塔についてもちろん我々も把握している。明日まで待たれよ」

 今日、これ以上の動きはなさそうだ。


 話を聞いていた小人の客たちが、塔について話し合っていた。

「この街を東西南北に囲んでいる塔には、古くからいわれがある。

 なんでも、最上階を守る守護神を倒すと大きな力が手に入れられるそうだ」

「でも、最近ではずっと、危険だからって封印しているんだろ。

 もう、最上階に何があるかなんて知っているやついないだろ」

「ああ、もちろん、俺も何があるかなんて知らない。

 ただ、大昔は皆、塔のご加護を得て魔王と戦い合っていたらしい」


 既にコアタイムが始まって既に40分程度経過している。

 私たちは、それからいつも通りレベル上げを行った。


「なあ、4つの塔を三日で攻略しないといけないみたいだな」

 敵を倒しながらなのに、器用に会話する声が聞こえた。KOJIの声だ。

「ああ、攻略の早さが大事になりそうだな……」

「まあ、いつも通り攻略していこう」

 男3人が意気投合している。頼もしい限りだ。


 コアタイムの一時間が終わった。ゲームの時間は終わり。

 私たちは軽く挨拶を交わし、解散した。


 このサーバー、私たちは招待されている。

 もしかしたら、私たちへの挑戦状なのかもしれない。

「もしかしたら、結構シビアな時間管理が必要になったりするのかな」

 私は、それぞれにかかる時間を思い返していた。

 塔から塔への移動は約10分。

 街から塔への移動は約5分。

 レベル上げの要否や塔の攻略にかかる時間は、塔を攻略してみないとわからない。


「まだまだ分からないことだらけね」私はそんなことを考えながら眠りについた。

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