表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強彼女  作者: 草薙若葉
81/107

離れていく美夏。

「私、アメリカ行くの」


突然見夏の口から出た言葉に、僕は「へ?」としかいうことができなかった。


「えっ、ちょ。旅行、だよね?」


静かに首を振る美夏。


「むこうの学校に留学すんの」


「うそ・・・」


一瞬、目の前が真っ白になった。


「こないだそれを言おうと思ったんだけど」


「・・・んで」


「え?」


「なんでそんなところに行くんだよ」


美夏が離れていく―――。


手の届かないところに。


「・・・翻訳家ほんやくかになりたいのよ」


「外国に行かなくたって、勉強はできるだろ・・・?」


「怖くなったの」


「え?」


「変わらない気がしたの、このままじゃ。悪い方へも良い方へにも」









評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ