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鍛冶屋と鍛冶スキル

ロブが出て行った後20人もの鍛冶屋が作業場に集まってきた。


そして鍬をどんどん打ち据えていく。

前世でもこんなに早く作業が出来るんだっけ?と思いながら

作業を見ていた。


わずか2時間で鍬10本を作り終えてしまった。


『凄いぞ!これなら俺が求めている物も作れるかもしれない!』


ロブや鍛冶屋達は照れながら

「領主様が求めている物とは?」


『これだ!』


作業場の机に大きな紙を出した。

それは手動ポンプの設計図、元の世界でエンジニアだったこともあり

割とサクッとかけてしまった。


ロブ達は難しい顔をしながら机の図面を眺めている。


『どうした?難しかったか?』


「いえ、領主様どこでこんなにわかりやすい設計図を習ったのですか?」


『自分で考えた(前世で習ったとは言えないからな)』


ロブはこちらを向き

「この設計図は恐らく王都のどの設計士より正確で見やすく、そして

 作りやすい物です。私ども鍛冶屋からすれば国宝レベルです」


『そ・・そんなにか』


「はい。」


『まあ、図面のことはいいからさ、そこに書かれている物は作れるか?』


「問題無く出来ると思いますが、何せ初めて作る物ですから

 1週間ほど時間をいただきたいと思いますが、よろしいでしょうか」


『全く問題無い、むしろ1週間で仕上げてくれるなら助かる。』


「では、早速取りかからせます!」


ロブはやる気満々といった感じで鍛冶屋達に指示をだしていく。


『なあ、セバス?』


「はい?どうかなさいましたか?」


『あの鍛冶屋達非常に腕が良いと思うんだが、もしかして何かこう、スキルみたいな

 物はあるのか?』


セバスは心底不思議そうにこちらを見て

「坊ちゃん、鍛冶屋は皆「鍛冶スキル」を持っている物ですよ?

 まさか今まで知らなかったのですか?」


『全然知らなかった。俺の教育係は何をやっていたんだ?』


セバスは申し訳なさそうに

「そうですか、あのクズ前領主が父親では、、申し訳ありません。」


その後セバスにこの世には色々なスキルがあって

それは後天的に発現する物もあれば、先天的に持っている物もある。

ほとんど遺伝するようで、この村に鍛冶屋が多いのも、鍛冶スキルを

もった者が集まっており、遺伝している為だという。


後天的にスキルが発現するのは非常に珍しく

大体は不確定なものに時間を割くことが無い為

ほとんど例はないとのこと。


『なるほどな、それで?スキルはどこで確認できるんだ?』


セバスは目を見開いて

「本当に知らないのですか?私達使用人はあのクズの元で

 何を見ていたのでしょうか?」


『親父の話はいい、今はどうやって確認するかを教えてくれ』


「頭の中で念じるのです、”スキルオープン”と、そうすれば頭の中に

 所持スキル一覧が映像として流れてきます。」


『へぇ~、後で確認してみるか。』


『おーいロブ!』


ロブが走ってきた!

「何かありましたでしょうか?」


『俺にも自分用のナイフと剣を打たせてくれよ』


その後ロブに教えてもらいながら、ナイフを作った。

意外にセンスがあったみたいで、ロブも驚く出来だった。


<--スキル鍛冶Lv3を取得しました-->

そんなアナウンスが俺の頭に響いたのだった。

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