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私はショタな幼馴染が大好き!  作者: サウス・ジュン
7/8

7 幼馴染と授業中の楽しみ

ゆうちゃん授業受けようよ・・・

「いっくーん!」


「うわ!・・・ゆうちゃん?」


体育の授業が終わり私はすぐさま着替えて教室でおしゃべりしていたいっくんへと抱きついた。

ああ・・・いっくんの温もりが心地いい・・・


「あぁ・・・本物のいっくんだぁ・・・・」


「あ、あの・・・ゆうちゃん?みんなの前で恥ずかしいよ・・・」


私に抱きつかれたいっくんは恥ずかしそうに頬を赤く染めていたが、抵抗はせずにおとなしく抱きつかれてくれた。

うん・・・恥ずかしそうにしながらも私を受け入れてくれるいっくんが可愛い!


「おーい・・・夕凪?そろそろ授業だから七瀬くん離しなよ」


しばらくいっくんに抱きついて温もりを楽しんでいたら、春奈からそう声をかけられた。

いいところなのに・・・

名残惜しいけど、仕方ないと私はいっくんから離れた。




さて、いっくんと同じクラスの人には授業中に密かに楽しみなことがあったりする。

この学校の先生はクラスをまんべんなくみる職務に勤勉な方が多いのか、今時珍しいことに、授業中に黒板に問題を書いて答えさせたり、国語とかなら音読をしっかりとさせたりする人が多い。


さて、ここで思い出して欲しいのが我が愛しの幼馴染・・・いっくんのことだ。

いっくんは高校生に見えない程に低い背丈に高い声をお持ちの美少年だ。


ここから導き出される答えはもちろん・・・


「う・・ん、よし!書けました」


自分より高い位置にある黒板に必死に背伸びをして問題の答えを書いてどや顔をするいっくん。

そんな光景にクラスの皆はほっこりする。


そう、いっくんと同じ授業の楽しみ・・・それは皆なら当たり前のように出きることが微笑ましく感じるという素晴らしいものだ。

考えてもみてよ?幼い子供が一生懸命背伸びをして黒板に文字を書いて、書けたらどや顔・・・これを可愛いと言わずになんと呼ぶ?


ちなみに、いっくんは勉強も運動もトップクラスの成績をお持ちのハイテクな美少年なので、黒板への答えはもちろん正解だ。

普段は厳しいことで有名のお爺ちゃん先生もいっくんのこの姿を見た途端に孫を愛でる祖父のように豹変したくらいだ。


いや・・・ぶっちゃけますといっくんは教師にも人気がある。

男女問わず人気なのだが、特に凄いのは女性の教師。

行き遅れの女なんて、いっくんのことを野獣のような視線でみるので注意が大変だ。

若い女の先生も、いっくんのことを誘惑するのが多くので、油断は出来ない。


あいつらほんとに怖いし容赦ないから・・・と、それはさておきいっくんのことだ。


私は問題を解いてから席に戻るいっくんをじっと見つめる。

いっくんは短い歩幅で席に戻ると、皆より小さめの特注の机(小学校低学年の子が使うようなあれ)に座り、しかしそれでも体より大きめなのか足が若干浮くという現象が起きてしまう。


そのことを少し気にしてへこんだような表情を一瞬浮かべた後にいっくんは気をとり直して黒板をしっかりと見つめて先生の話をしっかりと聞こうとする。


時々、足が前後に揺れたりする様はなんとも微笑ましく、私は授業を聞いてるふりをしながらもしっかりといっくんの姿を目に焼き付ける。


やはりうちのショタは可愛い!





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