6 幼馴染と私の親友
ゆうちゃんただいまいっくん禁断症状発症中
体育の時間・・・この時は私といっくんは同じ授業は受けれない。
時間割は同じなのに、男女で種目どころかやる場所まで別とか・・・自然なこととはいえ、いっくんと離れた時間というのはやはり不安だ。
「はぁ・・・」
「なーにため息ついてんの夕凪?」
「利香ちゃん・・・なんでいっくんと離れなきゃダメなのかな・・・」
「ああ・・・なるほど、いつものね」
苦笑いで私に話しかけてきたのは、私の親友の一人で本田利香ちゃん。小柄でロリ顔なのに巨乳・・・いわゆるロリ巨乳というジャンルに当てはまる体格は男子に絶大な人気を誇る我が可愛い親友である。
「だってさ・・・いっくんと離れた時間とか寂しいよ・・・いっくん今ごろ大丈夫かな?変なのに目をつけられてないかな?」
「大丈夫でしょ?あっちは先生も含めて男しかいないし」
「大丈夫じゃないよ!男でも油断は出来ないの!ほらあの変態(山崎)とか!!」
「ああ・・・」
苦笑いで納得する利香ちゃん。
利香ちゃんは私の親友なので、いっくんやその親友とも面識があり、山崎が変態なことも知っている。
「はぁ・・・いっくん・・・」
「ほんとに夕凪は七瀬くんが好きだよね」
「だって可愛いじゃん!」
「否定はしないけど・・・」
「あ、利香ちゃんのことも可愛いと思ってるよ!でもいっくんと利香ちゃんはジャンルが違うというか・・・」
「よ、喜んでいいのかな?」
「ほら、親友と幼馴染は別というか・・・そんな感じだよ!」
「そ、そっか・・・ならいいのかな・・・?」
私の熱弁にキョトンとしながらも「親友」という言葉に嬉しそうに頬を染める利香ちゃんは同性の私から見ても魅力的で・・・思わずそっちの趣味(百合)に目覚めそうになってしまうが、そんな私の思考を止めるように後ろから別の声が聞こえてきた。
「こら、二人とも授業中だよ?特に夕凪」
「あ、春奈ー!」
「春奈どうかしたの?」
「次、私たちの番だから呼びにきたのよ。・・・それで?また、夕凪は七瀬くんがいないからテンション下がってたの?」
呆れたようにそう言ってきたのは私の親友の一人で、榊原春奈。スラッと伸びた手足に女子にしては高めの身長でいかにもモデルのような黒髪の美人さんだ。
ただ、胸がないことをコンプレックスにしているみたいで・・・そこも可愛いとは思う私の親友だ。
「だってさ春奈・・・いっくんがいない授業に意味なんてないよぅ・・・」
「相変わらず極端ね・・・七瀬くんがいれば真面目にやる・・・とうか、やってる振りはするのにね」
「はは・・・まあ、夕凪だしね」
「それもそうか」
それで納得してしまう私の可愛い親友達。
「とにかく、行くよ。先生もこっち睨んでるからね」
「げ・・・ほんとだ・・・」
「行くしかないねー」
諦めて座っていた私と利香は立ちあがり、春奈と共に歩き出す。
早く終わらせていっくんの元に戻ろう・・・!
そう強く毎回のような決心をして私は体育を過ごした。




