作戦会議
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昼休みの屋上。
誰もいない屋上。
一条が書いた魔王城の落書きに苦情。
そんな訳でここは勇者討伐臨時会議場。
今日は二人で作戦会議。
残念ながら今日は雨だが、ぼっちでは感じ取れなかった軒下で雨の音色を楽しみながらランチと洒落込んでいた。
……などとロマンチストではない勘太郎さんがパートナーに昇格した隣人に気遣う訳も無い。
早速この度の勲功第一位に賞賛を贈らないで、「一条、お前は愛が足らない。合理主義はいずれ破滅を招くぞ」くどくど説教中だったりする。
「AI?」
「たぶん違う」
今日は弁当を忘れて来たのでパンだ。
今回は運良く伝説の焼きそばパンが手に入った。
放課後まで外に出られない以上、食糧は購買が全てだ。
ならばここは素直にパンの神に感謝しよう。
と言うことで、パンパンパンと柏手三回。
神様、ありがとう。
でも、好物のきな粉揚げパンも食べたいです。
「いいか、ただ、心を折ればいいってものじゃない。計画が完璧でも相手のフォローも気を付けないと駄目だ。性格上アフターケアが無理なんだ。なら、目的を成功させてもダメージを出来るだけ押さえるのも仕事だ」
この前のデビュー戦は50点だ。
確かにあの二人を討伐した功績は大きい。
でも救済処置がないと後味が悪すぎだ。
トラウマを残すのは流儀に反する。
機転を利かせてにゃん太郎と再会させなかったら、属性消失の影響でどんな展開になるのか予測もつかない。
「何をいう。しがらみや常識に囚われては勝てる戦に勝てない!」
「お前は義経か!?」
ならば相方の俺の最後は仁王立ちでハリネズミ。
ならせめて、孔明の舟の如く一杯矢を受けて、相手の軍費に支障をだすとしようか。
「ところでだ、それ脱げ」
「貴様は藪から棒に何を言っている? 幾ら人目がないからといって、段階吹っ飛ばして裸になれとは如何なものかと……」
「違う、お前のハニワボディなんて拝みたくもねぇ」
何を勘違いしているのか顔が発熱しているから、本音を言い放った。
ロリの裸体ガン見したって脳内のスクリーンセイバーにもなりゃしない。
「むう! 桂ちゃん、僕はどちらかと言うと――」
一条が手を繋いで来たからドギマギしたが、「ぐがああああ! 腕が折れる!」手が裏返しに。これは合気道の護身術か?
「心折るより腕を折るのが得意だったりして」
「うぎゃああああ!」
腕の自由を奪われ、人形の如くロリの思うまま。
舌出して茶目っ気振り回しても、ちょっとこれは洒落になら無い。




