14、誕生日パーティー2
遅くなりすみません!
短いです。2と3の切るところが微妙で……
よろしくお願いします!
「シャルヴィル様。この度はルセット様、シャルロッテ様のお誕生日おめでとうございます」
「ありがとうございます」
私達は現在ヴィル様と一緒に挨拶回りをしています。挨拶回りは貴族にとって大切らしいです。
今挨拶しているのは…ナイル伯爵…だったけ?
うる覚えで申し訳ない。
「ナイル伯爵はご子息がいましたよね?」
あ、ナイル伯爵であってた。
ヴィル様の後ろ姿を見ながらそんな事を考えていたらナイル伯爵と目があった。
「はい。いますけど、愚息ですよ。カトラリー家の方々は優秀で良いですよね。羨ましい限りです」
私の目を見ながら、嫌な笑顔を浮かべてナイル伯爵は言った。
その視線が気持ち悪くて思わず目を逸らす。
こちらを見ながらナイル伯爵は続ける。
「碧眼の瞳…公爵様は一体何処からこのような色を連れて来るのでしょうか?私めにも教えて欲しいものです。その瞳の色彩…我が家にも欲しいものですね」
気持ち悪い笑みを深くして。
碧眼って私の事だよね。
碧眼って何か問題でもあるの?珍しい色ではあるけど…。
伯爵は気持ちの悪い笑顔をふと消して更に続けた。
「王家の烙印。その色があれば脅しをかける事だって容易い。それに、売るにしても、道具にするにしても、財をなす。本当に欲しいものですよ」
王家の烙印?なんだそれ。
脅しをかけるとは、王家を。という事だろうか。
そんな事をして、許されるのだろうか?
そう考えていると、ヴィル様から冷気が発せられ周りの温度が下がっていることに気づいた。
激おこである。
人が怒ると温度が下がるというのは本当だったらしい。
「ルセット。エセンの所へシェロと一緒に先に行って来てくれるかな」
ヴィル様はこちらを見ずに告げ、
「ナイル伯爵 申し訳ございません。ルセットもシェロもはじめての社交場の為疲れているようなので、先に失礼させて頂いてもよろしいでしょうか?」
と続けた。
「え、ええ。はい。大丈夫ですよ」
ナイル伯爵は一瞬表情を崩した後、すぐに絵顔を浮かべた。
「申し訳ございません。ナイル伯爵様、失礼致します。…シェロ行くよ」
「え、あ はい。ナイル伯爵様失礼します」
私はルセット兄さんに手を引かれその場を離れた。
ヴィル様は笑顔を浮かべていたけど、目が笑っていなかった。
……だから、美形のそれは怖いんだってば。




