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波紋

噂というモノはどこから湧き出るか分かったものではない。


たとえ情報源が頑なに口を割ろうとせずとも、ひょっこり、どこかからか漏れてしまうことだってある。



「おい、聞いたか?貴族達がエンピュリオン帝国に勝手に侵攻しようとしたんだってよ。」


「帝国に?何やってるんだ。どうせ逃げて帰ってきたんだろう?」


「いやいや、勝って負けての繰り返しらしい。帝国も随分と戦力を小出しにしてるんじゃないのか?」


「帝国の技術力ってものすげーもんな・・・魔導兵器ってなんだよ・・・」


「確か、搭乗者の属性に合わせてその攻撃方法が変わるんだったか?」


「希少属性とか、上位属性の人間が乗り込んだらひとたまりもないだろ!」


「後はその人自信の魔力の多さによっても威力が変わるらしい。王様が乗れば無敵じゃないか?」


「Sランクだもんなー・・・凍結魔法撃てるんだし、業火の魔法使いがいなきゃ多分大丈夫だろ。」


訪れた旅商人から得た情報から王都の人間は状況を理解した、がしかし。

眉唾ものとも思わないが、平和だし・・・などという納得の出来ない理由から戦争が起こるかもしれない、という危機感から逃れているのだ。


そう、考えて置けば平和なのだから。


しかし、この情報は王都の住人に不安を与えた。



もしも、この国が平和じゃなくなったら・・・

静かな湖に投げられた石は最初こそ大きな音を立てるが、その後は湖の底に眠る。

しかし、起こした波紋は暫く残る。

ちょっと会話文を増やしてみました。

例に漏れず、一般ピープルの会話です。

何気なく、魔導兵器についての情報が漏れてますね。

後、今更のように気づいてしまったのですが、国王が氷属性なのに、属性表の中には氷なんてモノ存在しないんですよね。

やっちまった感満載で、ちょっと弄りました。

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