1章 0話 「ハジマリ」
初めて書くので至らぬ点もあるかと思いますが
ご容赦ください………
アドバイス等あれば、是非是非お願いいたします!
俺は眠りから覚めた。視界に入るのは、いつもの天井。
「ふあぁぁぁ…、ふぅ…」
布団から身体を起こし、伸びをする。時計を見ると20時を過ぎていた。
学校から帰ってから4時間ほど寝ていたらしい。
そのままノータイムでスマホを開き、動画を見る。気がつくともう22時だ。あれだけ寝たのにまだ眠気は取れない。
今日、学校で進路についての面談があった。大人はみんな、やればできるだとか可能性は無限大だとか言うけれど、そんな可能性が俺にあるとは思えない。
10代の貴重な時間を無駄に食いつぶし、やりたいことも特に見つけられていない俺。
勉強も別に得意じゃないし運動もそこそこ、将来のことを真面目に考えてもないしやる気もない。何も考えずにただ今をだらけて過ごしている。勉強をするなり、なにか得意を伸ばすなりして将来やりたいことを見つけるべきはずなんだけどな。
────わかってるのにどうしてできないんだろう
だから俺は自分が嫌いだ。でもそんなダメなところを直そうとはならない。なんなんだよ、俺。
「ダメだな、今は気分が良くない。
──────寝て忘れよう。」
そうして、再び目を閉じる。
このまま、時間が経つことがなければ
こんな思いもせずに済むのかな。
そんな無駄なことを考えて、俺は眠りについた。
…………………
……………………
…………………………ん………
…………………………ぃ………ちゃ……
…………………………にぃ………ゃん…………
「おい!にぃちゃん!」
誰かに呼ばれハッと目が覚める。
なんだ、誰だよ俺を呼ぶのは。
そう思い、身体を起こすと─────
そこは見知らぬ街だった。
「…………………………は?」
状況が飲み込めない。自分は先程まで部屋で寝ていたはず。ドッキリ……にしてはタチが悪い。
「おいにぃちゃん、大丈夫か?具合でも悪いのか?」
俺を覗き込んでいるおっさんが言った。その格好はどう見ても日本の服装ではない。近くに馬車があるのでどうやら彼は御者のようだ。
「えーーーーーっと…………」
本当になんなのだ、これは。夢にしてはリアルすぎる。
「ほんとに大丈夫か?おい、自分の名前は言えるか。出身は?」
おっさんが心配そうに尋ねてくる。
俺の口から真っ先に出たのは
名前でも出身地でもなく───
「俺………異世界に来ちゃったみたいっすね……」
「……………………はぁ?」




