第6の敵
「疑う事は無意味だ。が、睡眠中に、敵襲警報が、鳴るのは、6回連続だ。」
兎に角、無理矢理起きる。いつも通り着替える。すると……
「お着替えは、どぉですかぁ。心三くぅん。」
狙ったように、着替え終わった所で、声をかけられた。大方、覗いているのだろう。
「終わりました。で、『敵』の情報を回して下さい。一等書記官。」
「ニューヨークに行きたいかぁっ!」
一等書記官の「はぁい。場所は、ニューヨーク上空約1千メートルよぉ。心三くぅん。」は、「ニューヨークに行きたいかぁっ!」と聞こえた様な気がしたが、きっと気のせいだろう。
某クイズ番組とも無関係に相違ない。
「おひおひ……今度は人口800万人超えの、大都市かよ。『ガウスレーゼ』は、そんな所で、ドンパチやらかそうって言うのかよ。」
などと言う無意味な指摘をする者などこの世界に存在しない。
「……今度は、『空母』を『3隻』ですか。相変わらず、『ガウスレーゼ』は、『物真似』と、『物量作戦』好きですね。一等書記官。」
* * *
次回予告
第56話 第6の敵~敵機来襲
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