表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
54/75

日記(5日目)

 これで、ようやく日記も5日目に突入だ。

「確かに、4万文字以上費やしているとは、思えないスローペースだな。」

 などと言う無意味な指摘をする者などこの世界に存在しない。

 ここまでは、上手くいっている。

 最初話しを聞いた時は、『高度な人工知能』と言うから、どれだけかと思いきや……

 これなら、将棋で人間の元チャンピオンに、勝利した『人工知能』より強いくらいだ。

 とは言え、自動運転機能付き自動車すら作れない現代、『ガウスレーゼ』は作れない。

 だからと言って、『ガウスレーゼ』が、『機械』である事を疑う余地は無い。

 根拠として挙げられるのは、思考が、単純すぎる事だ。

 今までは、1機で負けたから2機。2機で負ければ1千機。1千機で負けたので『無限』。

 人間なら、『物量作戦』の『いたちごっこ』に、引きずり込まれた事に気付くはずだ。

 更に、『物真似』も多い。第3戦は『空母』。第5戦は『合体ロボット』だった。

 勿論、それだけではない。散文的な意味合いもある。

 何でも、『パローム・エン』本国で、『ガウスレーゼ』の鹵獲に成功したらしい。

 それによれば、人が乗って操縦する痕跡は、無かったそうだ。

 にも関わらず、パパーニャ長官に、『ガウスレーゼ』の解剖内容が、伝わっていない。

 かなりの、疑問と疑惑と疑念とが、ないまぜになる話だ。少し考察してみよう。

 可能性1:そもそも『パローム・エン』『ガウスレーゼ』など存在しない。

 全て、あの連中の作り話。『原子分解砲』も、ただの愉快犯か、新兵器の実験当たりか。

 可能性2:『ガウスレーゼ』は、地球人との接触を禁じられた種族の手先である。

 『パローム・エン』の『敵』は、法律などにより、地球人との接触を禁じられている。

 そう仮定すると『敵』は、法の番人で『パローム・エン』と言う犯罪者を取り締まっている。

 とも考えられる。日本政府を脅迫する手腕も、犯罪者ならでは無いだろうか。

 可能性3:『ガウスレーゼ』は、『パローム・エン』の手先である。

 いわゆる自作自演と言う奴だ。あり得ない話じゃない。

 更にこれは、逆も真なり。つまり、『パローム・エン』は、『機械』の可能性もある。

 思考実験は、この辺にしよう。ここまでは、上手くいっている。

 敬語に切り替えた事も、僕が『敬意』を払っていると信じさせているようだ。

 兎に角、今は連中の『企み』に、気付いていないフリを徹さなければ。そうしないと、連中の『油断』を誘えない。だが、もうすぐだ。もう間もなく、連中は『油断』する。

 その時こそ、全て僕の『予想シナリオ通り』だ。


 * * * 



次回予告

第55話 第6の敵

ご愛読ありがとうございます。

面白ければ、ブックマークと、星をお願いします。

励みになります。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー cont_access.php?citi_cont_id=893380188&s
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ