自称·大「賢者」様の杖を拾いまして
2019年5月10日放送分のお題です。
【あらすじ】
中堅冒険者であるユートは、とあるダンジョンの隠し通路で大粒の魔石がついた杖を見つける。
これは高く売れそうだと拾い上げた途端『私は偉大なる大賢者の杖、ミュゼグラントフォーディリカである』と杖そのものが名乗りを上げ、流暢に喋り出した。
持ち主たる大賢者の下へと戻りたいが自力では動けない杖と、非常に珍しい喋る杖に目を輝かせるユートの利害は一致し、仮契約を結ぶ事となる。
「えーと、それで杖の名前何だっけ?ミュゼしか覚えられないんだけど」
『……ミュゼで結構ですよ。「おい杖〜」などと呼ばれるぐらいなら』
「いやぁごめんごめん。俺知力5しかなくてさぁ!」
『仮とはいえ私のマスターとなったのなら、もう少し思慮深くなって頂きたい』
こうして冒険者·ユートと喋る杖·ミュゼの、大賢者を探索する珍道中は幕を開けた。
【コメント】
お題の単語とは真逆の要素をタイトルに組み込みたくなります。
うっかりしてる賢者が居たら面白いかなと「賢者の忘れもの」と言うタイトルがまず思い浮かび、そこから更に発展させて今回のタイトルとなりました。
ユートとミュゼのような、割と正反対だけど良いコンビの珍道中という設定大好きです。これに適切な波乱と大賢者が杖を忘れた良い感じの理由があれば良いんですがね……。
あと意外と「しゃべる杖」がメインキャラになってるなろう小説が少ない事に驚きました。
次のお題は「スタイリッシュ」です。




